蕎麦の出前、注文方法・食べ方・返却方法を解説

2020-05-20 その他

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蕎麦(そば)は、日本の伝統的な麺料理です。粉から作る本格的な蕎麦を提供する店、あらかじめ調理された麺を使い短時間で提供するファーストフードのような店など、さまざまな店があります。また、蕎麦を自宅に出前してくれる店もあります。今回は、蕎麦屋の出前についてご紹介します。

蕎麦とは

蕎麦粉(そばこ:ソバの実を挽いた粉)から作る麺を使った料理です。一般的に、蕎麦粉と小麦粉をブレンドして作り、蕎麦粉が3割以上含まれているものを蕎麦といいます。蕎麦粉8と小麦粉2の割合でブレンドした蕎麦は「二八蕎麦(にはちそば)」、蕎麦粉のみで作った蕎麦は「十割蕎麦(じゅうわりそば・とわりそば)」と呼ばれます。蕎麦の割合によって、食感や味わいが異なります。蕎麦粉の種類によっても違いがあります。(「蕎麦とうどんの違い」も併せてお読みください)

注文方法

出前をやっている店舗の配達圏内であれば、出前をとることができます。蕎麦屋に直接電話で注文する方法と、出前館やUber Eatsなど、サイトやアプリから注文する方法があります。最低注文金額に気を付けましょう。

蕎麦屋では、ほとんどのメニューで温かい蕎麦と冷たい蕎麦が選べます。同じ具材でうどんが選べる店もあります。注文する際はメニュー名だけでなく、「温かいか冷たいか」「蕎麦かうどんか」を伝えましょう。

出前で届いたそばの食べ方

冷たい蕎麦を注文すると、蕎麦徳利(そばとっくり)と蕎麦猪口(そばちょこ)が一緒に届く場合があります。蕎麦徳利には、そばをつけるつゆが入っています。蕎麦徳利に入ったつゆを蕎麦猪口に入れ、そのつゆに蕎麦をつけながら食べましょう。蕎麦徳利や蕎麦猪口がついている場合は、蕎麦が盛られた器に、つゆを直接かけないようにしましょう。

食器を返却する方法

使い捨ての容器で届く場合と、普通の食器で届く場合があります。普通の食器で届いた場合は、食器を軽く洗ってから、玄関の前など分かりやすい場所に置いておきましょう。後日、店側が回収してくれます。オートロックの場合は、玄関まで来てもらうか、マンション指定の回収場所に置くようにしましょう。

メニューの選び方(蕎麦の種類)

店舗によってメニューは大きく異なりますが、定番メニューをご紹介しましょう。

基本となるメニュー

「かけ蕎麦」は、丼(どんぶり:厚みのある深めの食器)に蕎麦を入れ、つゆをかけて食べます。一方「もり蕎麦」は、蕎麦猪口に入ったつゆに、冷たい蕎麦をつけて食べます。もり蕎麦を、ざるに盛ったものを「ざる蕎麦」、せいろ(蒸し器に敷くすのこ)に盛ったものを「せいろ蕎麦」と呼びます。容器以外の違いは店舗によって異なります。もり蕎麦より、ざる蕎麦やせいろ蕎麦の方が、値段が高い傾向があり、薬味がついていたり、つゆが違ったりすることもあります。

具材があるメニュー

一般的に蕎麦のメニュー名には、具材の名前が使われます。独特な呼び方をしますが、うどん屋でも同じ呼び方をすることが多いので覚えておくとよいでしょう。

  • きつね:甘く煮た油揚げ
  • たぬき:天かす(揚げ玉)
  • 天(てん):天ぷら
  • とろろ:すりおろした山芋
    うずらや鶏の生卵がついている場合は、とろろに混ぜます。
  • 月見(つきみ):生卵
  • ちから:餅
  • 南蛮(なんばん):ねぎ
    鴨肉を加えた「鴨南蛮(かもなんばん)」、鶏肉を加えた「鶏南蛮(とりなんばん)」、カレーを加えた「カレー南蛮」もあります。
  • おろし:大根おろし

その他のメニュー

  • 単品:天ぷらやとろろなど
  • 丼(ご飯):天丼やカツ丼、カレーライスなど
  • 板わさ(いたわさ):蒲鉾を薄く切ってワサビ醤油で食べる料理
  • 田楽(でんがく):串に刺したこんにゃくを茹で、味噌をつけて食べる料理

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