就職活動の流れ
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日本の就職活動(通称:就活)は、他の国よりも、開始時期が早い傾向にあります。日本の学生の多くは、大学3年生の6月には就職活動を開始します。就職活動の流れは、日本の学生も留学生も、違いはありません。まずは、日本での就職活動の流れや時期など、情報を得るところから始めましょう。早めの準備、早めの行動開始が重要です。
参考:19卒外国人留学生、日本国内での就活開始に出遅れ
コンテンツ
就職活動スケジュール
大学3年生の6月~2月 インターンシップに参加
日本にも、海外と同じくインターンシップ制度があります。今年もすでに、2021年卒のインターンシップの受付が始まっています。企業によっては、インターンシップで優秀な学生には早めに内定を出す場合もあります。就職したい業種や企業が、インターンシップを募集していないか、チェックしておきましょう。
インターンシップに関する情報は、インターネットの就職情報サイトでも確認できます。例えば、「マイナビ2021」や「リクナビ2021」には、最新のインターンシップ情報が掲載されています。会員登録し、常にチェックするようにするとよいでしょう。
- マイナビ2021
https://job.mynavi.jp/2021/ - リクナビ2021
https://job.rikunabi.com/2021/
最近は、留学生を積極的に採用しているインターンシップも増えています。気になる企業があれば挑戦してみましょう。
また、国が運営する職業紹介事業「ハローワーク」でも、留学生向けのインターンシップの情報が得られます。ハローワークは各都道府県にあります。ハローワークが遠い場合は、学校のキャリアセンター(就職相談室)に相談してみましょう。
3月~5月 企業エントリー、会社説明会
例年、「マイナビ2021」や「リクナビ2021」では、3月1日から企業エントリーができるようになります。就職したい業種や企業にエントリーして情報収集をしましょう。会社説明会にも、積極的に参加するようにしましょう。
3月~9月 エントリーシート・筆記試験・面接・内々定
就職したい企業が見つかったら、応募しましょう。
【一般的な選考・面接方法】
- 書類選考:
面接の前にES(エントリーシート)や履歴書による選考があります。 - 集団面接:
複数の学生に対し、面接官が1人~複数で面接します。
個人面接:
1人の学生に対し、面接官が1人~複数で面接します。
一般的に書類選考の後、面接を受け、最終面接に進みます。企業によっては、最終面接までに5回以上、面接がある場合があります。大企業になるほど、面接回数が多くなる傾向があります。
10月~3月 内定式
大学4年生の10月には、就職活動も落ち着いているはずです。2021年卒の場合、10月1日が内定解禁日となります。内定をもらった場合は、10月1日以降に開催される「内定式」に参加しましょう。
10月以降に秋採用や冬採用を行う企業もあります。就職先が決まっていない場合は、積極的にエントリーしましょう。
留学生は、留学ビザから就労ビザへの変更手続きが必要になるので注意が必要です。就職する企業から、パスポートや在留資格変更許可申請書などの書類提出が求められるので、すみやかに提出しましょう。
合同企業説明会
さまざまな業種から、多くの企業が、1つの会場に集まり、仕事を探している人に、会社説明会を行うイベントです。会社説明会だけでなく、就職活動に必要なノウハウが学べる講習なども開催されます。留学生向けの相談会なども開催されているので、是非、参加しましょう。
メリット
- 企業から、直接、インターンシップや募集情報を得ることができる
- さまざまな業種や企業の情報を、一度に得られる
- その会社に勤めている人の雰囲気などが分かる
- 就職活動の雰囲気に慣れることができる
- 検討していなかった新しい業種・企業を発見できる
デメリット
- 企業や人が多いので、計画的に企業を回る必要がある
- 人気があるブースは並ぶことがある
- 単体の企業説明会よりも、説明が短い
就職活動に必要なもの
- リクルートスーツ
男性の靴下は、黒か紺を選びましょう。女性は、伝線したときのために、ストッキングの替えを持っておきましょう。 - 黒無地のカバン
- 筆記用具、メモ
- 腕時計
- 証明写真
履歴書には、3か月以内に撮影した証明写真を貼る必要があります。時間と枚数に余裕をもって、写真屋か証明写真機で撮影しておきましょう。以前、「履歴書に貼る証明写真の撮り方」をご紹介しているので、参考にしてみてください。