【履歴書・職務経歴書】本人希望欄の書き方

2021-08-26 マナー , 働く

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日本で仕事を探す際に必要となる「履歴書(りれきしょ)」には、本人希望欄があります。この欄には書くべきことと避けるべきことがあります。今回は、「本人希望欄」の書き方について詳しくご紹介します。

絶対譲れない条件だけを書く

本人希望欄には、一般的に「特に給料・職種・勤務時間・勤務地・その他についての希望などがあれば記入」という但し書きがついています。しかし、ここでいう「希望」とは、「入社するにあたって絶対に譲れない条件」を指します。「こうありたい」という希望を書いてはいけません。

「本人希望欄」に書くべきこと

絶対に譲れない条件がない場合は、左寄せで「貴社の規定に従います」と記入します。この文言、1行だけで問題ありません。在職中・在学中の場合は、選考中に連絡可能な時間帯や入社可能な時期なども、書いておくとよいでしょう。

選考中に連絡可能な時間帯

在職中・在学中で、どうしても電話をとることができない時間帯がある場合は、理由と連絡がとりやすい時間帯や曜日を書きます。可能な限り、応募先の営業時間を考慮しましょう。

入社可能な時期

採用されても、すぐに入社できない可能性がある場合は、理由と確実に入社可能な時期を書きます。すでに離職している場合は「即日勤務可能です」と書き添えましょう。

希望職種・勤務地

通常は記入しません。同時に、複数の職種や複数の勤務地の募集がある場合に限り、ここに希望を記入します。職種名や勤務地名は、求人票で使われている表記を使いましょう。

絶対に譲れない条件

家庭の事情や健康上の理由により、次のような条件がある場合は、必ず理由と内容を書きます。

  • 親を介護しているので勤務地が限られる
  • 子育てのため残業が難しい曜日がある
  • 業務には支障がないが、持病があり、通院のため数ヶ月に一度休む

避けるべきこと

特になし・空欄

特に希望する条件がない場合は、左寄せで「特になし」と記入することもできます。しかし「希望がない」ということは、「本気でその企業に就職したいと思っていない」と判断されてしまいます。空欄のまま提出したり、「特になし」と記入したりするのは避けましょう。

勤務条件・待遇

待遇面の希望は書類選考ではなく、面接に進んでから伝えます。家庭の事情や健康上の理由による「絶対に譲れない条件」でなければ、給与・待遇・勤務地についてふれるのは避けましょう。

長文

文章量が多いと「主張が強く仕事に興味がない」印象を与える可能性があります。箇条書きなどを使い、簡潔にまとめましょう。

まとめ

今回は、履歴書の「本人希望欄」の書き方についてご紹介しました。本人希望欄には、どうしても必要な項目だけを簡潔に記入しましょう。待遇などの希望は、書類選考を通過してから、面接で確認するようにしましょう。


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