【履歴書・職務経歴書】基本情報の書き方
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日本で仕事を探す際に必要となる、「履歴書(りれきしょ)」は公的な書類です。人事データとして利用するため、入社後も保管されます。内容に虚偽があると私文書偽造となり、解雇につながる可能性もあるため、日本語で正確に丁寧に記入しましょう。今回は、履歴書の「基本情報」を記入する欄について詳しくご紹介します。
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基本情報を記入する
A. 日付
履歴書を提出する日付を記入します。
- 郵送する場合:投函日
- メールで送付する場合:送信日
- 面接時に持参する場合:面接日
履歴書を事前に作っておく場合は、日付を空欄にし、提出する日付が決まってから書き込むとよいでしょう。西暦・和暦、どちらでも問題ありません。ただし、履歴書の他の項目や職務経歴書と、表記を統一します。漢数字を使わず、算用数字で記入しましょう。
- 提出時に、書き忘れていないか、必ず確認しましょう
- 職務経歴書と同時に提出する場合は、日付をそろえましょう
- 郵送時は、送付状の日付もそろえましょう
B. ふりがな(氏名)
項目名が「ふりがな」と記載されている場合はひらがなで、「フリガナ」と記載されている場合はカタカナで、名前の読み方を記入します。
C. 氏名
フルネームを正しく記入しましょう。ファーストネーム、ミドルネーム、ラストネームなどの間にはスペースを空けてください。
D. 押印
- 企業側から押印の指示がなく、履歴書に押印欄がない場合
押印する必要はありません - 企業側から押印の指示があり、履歴書に押印欄がない場合
氏名欄内、名前の右横に押印しましょう - 企業側から押印の指示がないが、履歴書に押印欄がある場合
欄内に押印しましょう
押印する場合は、上下を確認し、はっきり印影が分かるように、欄からはみでないように丁寧に押印しましょう。
E. 生年月日
生年月日は、「(Year)年/(Month)月/(Day)日生」という形式で記入します。年齢は、履歴書を提出する日付時点の年齢を記入しましょう
F. 性別
記載は任意です。ここは空欄でも構いません。
G. ふりがな(現住所)
項目名が「ふりがな」と記載されている場合はひらがなで、「フリガナ」と記載されている場合はカタカナで記入します。番地・建物名・部屋番号の読み方は不要です。ただし、建物名に漢字やアルファベットが使われている場合は、読み方を記入しましょう。
H. 現住所
郵便番号や番地の数字は算用数字で記入します。
住所は都道府県名から記入しましょう。番地は省略せず「〇丁目〇番〇号」といった形で記入します。建物名や部屋番号なども必ず記入しましょう。
I. ふりがな(連絡先)
連絡先住所と現住所が異なる場合のみ、読み方を記入します。連絡先を「同上」とした場合は、空欄にしましょう。
* 当サイトからダウンロードできるフォーマットでは、この項目を省いています。
J. 連絡先
連絡先住所と現住所が異なる場合のみ、記入します。連絡先住所と現住所が同じ場合、同じ住所を記入したり、空欄のまま残したりしてはいけません。「同上(どうじょう)」と記入しましょう。
* 当サイトからダウンロードできるフォーマットでは、この項目を省いています。
K. 電話番号
携帯電話番号など、日中連絡がつきやすい番号を記入します。自宅の固定電話でも問題ありませんが、家族が電話を受ける可能性がある場合は、家族に応募先企業について説明しておきましょう。誰も電話がとれない場合は、留守番電話を設定しておきましょう。決して、現在の勤務先の電話番号を記入してはいけません。
L. メールアドレス
メールアドレス欄がある場合は、欄内に記入します。メールアドレス欄がない場合は、連絡先や電話番号などで空いている場所に「メールアドレス:example@example.com」という形式で記入しましょう。Gmailなどフリーメールで問題ありません。携帯会社が設定するキャリアメールなどは添付ファイルの送受信ができないことがあるため、避けましょう。現在の勤務先のメールアドレスを、決して使ってはいけません。
まとめ
今回は、履歴書の「基本情報」の部分の書き方についてご紹介しました。履歴書の基本情報は、単なる連絡先ではありません。例えば、日付が抜けていれば注意散漫な印象を与えます。メールアドレスにふざけた文字列が使われていれば、不真面目な印象を与えます。注意して丁寧に記入しましょう。次回は履歴書の基本情報欄に貼る写真について説明します。