食べたことある?内臓を煮込んだ「もつ鍋」

2021-01-12 その他
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寒い冬の日には、温かい鍋料理がおすすめです。日本にはさまざまな鍋料理がありますが、「もつ鍋(もつなべ)」という鍋料理をご存じでしょうか?

もつ鍋は、牛や豚の内臓と野菜を一緒に煮た鍋料理です。外国の方だけでなく、日本人にも「内臓を食べる」ことに抵抗がある方がいます。しかし、独特な食感やスープの旨味があるため「一度食べたらやみつきになる」という人も少なくありません。今回は、もつ鍋についてご紹介します。

人気の鍋料理、もつ鍋とは?

牛や豚の内臓を「もつ」と呼びます。「もつ」を「鍋(なべ)」で煮た料理なので「もつ鍋」と呼ばれています。よく似た名前の料理に「もつ煮(もつに)」がありますが、もつ煮は「もつ」を煮込んだ料理です。もつ鍋は新鮮な「もつ」を、煮込まず、火を通したらすぐに食べる料理です。鮮度が重要なので、新鮮な「もつ」を選び、下処理する必要があります。

下処理した「もつ」は食べやすいサイズに切り、野菜などと一緒にスープで煮ます。野菜は、スープの旨味を薄めないために、水分の少ないニラやキャベツなどを大量に使います。にんにくや唐辛子を入れることもあります。

スープの味は、醤油味・塩味・味噌味など、店や家庭によって異なります。スープ自体に味がついているので、調味料をかけずにそのまま食べましょう。鍋の具を食べ終わったら、残ったスープに、麺やご飯を入れると最後までおいしくいただけます。

もつ鍋によく使われる「もつ」の種類

もつ鍋には、さまざまな部位を混ぜたものと、小腸のみを使ったものがあります。「もつ」にはさまざまな種類があり、見た目や食感にそれぞれ特徴があります。

小腸

もつ鍋には欠かせない部位です。濃厚で甘味がある脂、ぷるぷるして柔らかい食感が人気です。コラーゲンもたっぷり含まれています。

大腸

脂が縞(しま)状に入っているので、「シマチョウ」とも呼ばれます。小腸よりも脂が少なく、歯応えが良い部位です。

ハツ

心臓です。硬めで弾力があり、歯応えが良いことで人気です。脂や臭みが少なく、食べやすい部位です。

ミノ

牛には4つの胃があります。その1番目の胃袋です。淡白な味わいで、弾力のある食感が人気です。

ハチノス

牛の2番目の胃袋です。内側が蜂の巣(はちのす)のようになっているので、「ハチノス」と呼ばれます。こちらも淡白ですが、ミノより柔らかく食べやすい部位です。

センマイ

牛の3番目の胃袋です。肉自体の味はあまりありませんが、細かい襞が多くサクサクした食感が楽しめる部位です。

ギアラ

牛の4番目の胃袋です。4つの胃袋の中では一番濃厚で、上質な脂が楽しめる部位です。

もつ鍋の本場は博多

もつ鍋は日本全国で食べられていますが、福岡県博多が本場とされています。第二次世界大戦後、一般的には捨てられることが多かった「もつ」を、ニラやニンニクなどと一緒に、アルミ鍋で炊いたことから始まりました。その後、少しずつ形を変え、現在の「スープで煮る」スタイルになりました。

博多には、もつ鍋の専門店も多く、博多で食べたいご当地グルメとしても有名です。具材とスープがセットになった商品をオンラインで購入することもできます。

おいしくて、コラーゲンたっぷり

「もつ」にはさまざまな栄養素が含まれるため、昔からスタミナがつく食材だといわれています。特に小腸にはコラーゲンがたっぷり含まれており、女性にも非常に人気があります。また、ニラやニンニクもスタミナがつく食材です。プルプルとした食感の「もつ」と、香りのよいニラやにんにくがたっぷり入ったもつ鍋は、寒い冬はもちろん、スタミナをつけたい時に食べたい鍋料理です。「もつ」に抵抗がある方も多いと思いますが、ぜひ一度、もつ鍋を試してみてはいかがでしょうか?


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