「串カツ」食べ方のルール

2019-09-10 遊ぶ

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串カツは、たこ焼きやお好み焼きにならぶ大阪名物です。大阪の街には、あちこちに串かつ屋があります。値段も安く、気軽に立ち寄れますが、食べ方には幾つかマナーがあります。今回は、一般的なマナーと、大阪にあるおすすめの店をご紹介します。

知っておきべき3つのマナー

一般的に店舗内には、串かつを食べる時のルールが掲示されています。英語で記載されていることも多いので、注文する前に確認しましょう。一般的なルールには、次のようなものがあります。

ソースの二度づけ禁止

串かつはソースをつけて食べます。自分専用のソース皿がある店もありますが、一般的には、他のお客さんと容器に入ったソースを共用します。食べる前の串かつは、ソースにつけても問題ありませんが、食べかけの串かつをソースにつけてしまうと、衛生的に問題があります。そのため、食べかけの串かつを、再度、ソースにつけてはいけない、というルールがあります。食べかけの串かつにソースを足したい場合は、キャベツをスプーンのように使ってソースをすくい、串かつにかけましょう。

キャベツは手で食べる

一般的には、ざく切りのキャベツが無料で提供されます。食べかけの串カツにソースをかけるために使ったり、箸休めに食べたりします。この時、箸を使ってしまうと、やはり衛生的に問題があります。キャベツをソースにつける時は、箸ではなく、手でキャベツを持ってつけましょう。マナーではありませんが、無料のキャベツばかり食べるのもやめましょう。「一人あたり、串かつ5本以下もしくは税抜800円以下の場合は、キャベツ代をいただきます」といったルールがある場合もあります。

食べ終わった串は、串入れに入れる

一般的には、テーブルの上に「串入れ」と呼ばれる、筒状の容器が置いてあります。食べ終わった串は、串入れに入れましょう。串入れがなければ、皿にまとめておきましょう。串の数で会計を行う店もあります。

おすすめのお店

Osaka Metro御堂筋線(みどうすじせん)・堺筋線(さかいすじせん)の「動物園前駅(どうぶつえんまええき)」から通天閣(つうてんかく)までの街を「新世界(しんせかい)」と呼びます。新世界では、昔ながらの大阪の雰囲気を感じることができます。新世界には、串カツ屋が70~80店舗もあるといわれています。

大阪新世界元祖串かつ だるま

1929年創業の老舗で、大阪で最も有名な串かつチェーン店です。新世界の本店をはじめ、大阪の繁華街に14店舗あり、東京銀座やフィリピンにも支店があります。新大阪駅の新幹線構内にも支店があるので、気軽に立ち寄ることができます。衣がサクサクで油っこくないので、揚げ物が苦手な方にもオススメです。メニューが非常に多いので、迷ったらセットを選ぶとよいでしょう。行列が絶えない人気店ですが、予約がとりやすい店舗もありますので、事前に確認しましょう。
https://www.kushikatu-daruma.com/

横綱(よこづな)

横綱も、有名な串かつチェーン店です。新世界の本店をはじめ、、大阪の繁華街に10店舗あります。串カツの衣はふっくらとして、ほんのり甘いソースにつけて食べます。また、店の名前である「横綱」は、相撲(すもう)の最上級の称号です。その名に負けないボリューム満点のメニューが人気です。8人前の揚げたこ焼きや、10人前の唐揚げといった大皿料理があります。すり鉢(すりばち)に入った豪快なちゃんこ鍋(本来は、力士が日常的に食べる鍋料理)もあります。座敷があり、食べ放題や飲み放題など宴会コースもあります。英語メニューも用意されています。
https://www.4527.jp/


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