短期滞在の外国人も借りられる!日本の部屋の探し方3選

2019-08-26 暮らす

This post is also available in English

短期滞在外国人が日本で部屋を借りる方法には、マンスリーマンション、シェアハウス、賃貸アパート、主に3つの方法があります。保証人がいない場合や、観光ビザしか無い場合も、「就職活動のために、1ヶ月だけ、日本で部屋を借りる」といった利用が可能です。それぞれのメリットとデメリットをご紹介しましょう。

マンスリーマンション

家具・家電が揃っている部屋ですぐに生活を始めたい方や、1年以内など短期間だけ住みたい方は、マンスリーマンションがオススメです。外国語を話せるスタッフがいる不動産会社を選べば、日本語に自信がなくてもスムーズに契約できます。

メリット

一般的なマンスリーマンションには、家具・家電が設置されています。インターネットもすぐに利用できる物件が多く、すぐに生活を始めることができます。また基本的に敷金・礼金・保証金などが不要なので、初期費用をかなり抑えることができます。入居時や退去時に、電気・ガス・水道の手続きをする必要がないので、日本語が苦手でも安心です。

デメリット

シェアハウスや賃貸アパートよりも、月々の費用は高くなります。通常は1ヶ月単位の契約ですが、最短90日などの条件がつく場合もあります。また基本的には、家賃の一括前払いが必要です。住む期間が短いと分かっている場合や、最初にまとまった費用を用意できる方におすすめです。

シェアハウス

少ない予算で日本に滞在したい方は、シェアハウスがオススメです。家賃が平均5~6万円/月、共益費・管理費・光熱費が平均1~2万円/月、敷金・保証金(デポジット)も平均3~5万円ほどなります*1
100人規模の大きなシェアハウスから、数人規模の小さなシェアハウスまで、さまざまな形態があります。入居前に下見をしてから決めましょう。

メリット

ほとんどのシェアハウスには家具・家電が最初から付いているので、初期費用をかなり抑えることができます。日本人のシェアメイトがいれば、日本語の勉強になるでしょう。英語などが話せるシェアメイトがいれば、初めての日本暮らしでも、安心だと思います。
大規模なシェアハウスは、友人を呼べたり、イベントがあったり、積極的に人と交流できます。小規模なシェアハウスは、基本的に清潔で、静かにゆったりと過ごせる傾向にあります。

デメリット

プライバシーが保てず、人によってはストレスが溜まってしまうことがあります。
大規模なシェアハウスは、お風呂やトイレなどが汚れている可能性や、夜中まで騒がしい可能性があります。小規模なシェアハウスは、友人を呼ぶのは難しく、騒いだりすることはできません。

賃貸アパート

1年以上滞在するなら、マンスリーマンションよりも格段に経済的で、選択できる物件も多くなります。東京のワンルームの相場は約7万円*2ですが、駅から少し遠い物件や郊外の物件、1階の部屋を選べば、比較的家賃は安くなります。

メリット

他の人に気を使って生活したくない方は、アパートを借りるのがおすすめです。シェアメイトがいない分、仕事や勉強に集中することができます。また、マンスリーマンションと違って好きなインテリアを選ぶことができます。

デメリット

アパートなら友達や家族を呼ぶことができますが、音に気をつけないといけません。敷金・保証金(デポジット)も必要です。物件によって、契約時にかかる費用が変わりますので、契約時に確認することが必要です。

臨機応変に動けるように

日本では、就職が決まったら引越費用を出してくれる会社もあります。また就職した会社が東京でも、配属先が地方になることもあります。就職が決まるまでは、初期費用を抑え、短期契約で部屋を借り、就職が決まってからアパートなどを借りる人もたくさんいます。

臨機応変に動けるように考えながら、日本でのお部屋探しを楽しんでください。

*1) 国土交通省 https://www.mlit.go.jp/common/001151588.pdf
*2) 全国賃貸管理ビジネス協会 https://www.pbn.jp/yachin/date/2019/05/


TOP