日本の給食に世界が驚く?給食は心と体を育てる大切な時間

2019-03-23 暮らす
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日本では、ほとんどの公立小学校や公立中学校において、学校給食が実施されています。学校栄養士さんが、必要な栄養量などを定めた学校給食摂取基準に基づいて作る理想的な献立は、おいしいだけでなく、健康的です。

忙しい朝、お弁当を作る必要もなく、温かい食事を友達と一緒に食べられる給食は、さまざまな食材が入っているので、偏食や好き嫌いを克服できるチャンスでもあります。

給食に使える予算は決して多くはありません。予算内で、おいしく健康的な献立が素晴らしいと、最近ではさまざまな給食関係の団体からレシピが公開されています。

給食は学びの時間

『食育』とは?

日本の学校給食は、学校給食法に基づいて実施されています。法律には「食育」という観点から、食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身に付けるための7つの目標が掲げられています。

  • 適切な栄養をとることにより、よりよい健康状態になる
  • 食事について正しく理解し、健全な食生活を営むための判断力や望ましい食習慣を身に付ける
  • 明るい社交性と、協同の精神を養う
  • 食が自然の恩恵であることを理解して、生命や自然を尊重し、環境保全に寄与する態度を養う
  • 食生活が食にかかわる人々の様々な活動に支えられていることについて理解し、感謝する
  • 伝統的な食文化について学ぶ
  • 食料の生産・流通・消費について学ぶ

大人になってから食習慣を改めるのは難しいため、幼いころから食育を始めることが重要で、成長してからも健やかな食生活が実践できるようになると考えられています。

参照
文部科学省 http://www.mext.go.jp/syokuiku/index.html
学校給食研究改善協会
日本語 https://www.gakkyu.or.jp/publication/kyushoku/

配膳や後片付けも、子どもたちが行う

給食を食べるための配膳や後片付けは、「給食当番」となった子どもたちが交代に行います。給食当番はクラスの子どもたちを数人のグループに分け、毎日もしくは週替わりなど交代制で平等に担当します。

日本ではそれぞれ自分の教室で給食を食べるので、給食当番は、配膳室からクラス分の給食を教室に運び、主食、主菜など種類ごとに食器に盛り付けます。自分の役割に対する責任感、白衣やマスクの着用など衛生面に対する知識などを自然と身に付けていくのです。
クラス全員に給食が均等に行き渡るようにする、少食やアレルギーの子に配慮する、おかわりしたい子のために余分を残すなど、相手を思いやる気持ちも育まれます。

食後の後片付けも、給食当番の仕事です。食べ残しをまとめ、食器を大切に回収して配膳室に戻すなど、後片付けの習慣も学ぶのです。

「つまりセルフサービスなので、面倒だ!」と感じるかもしれませんね。

しかし給食の時間はただご飯を食べるだけでなく、人と人との支え合いの文化や礼義、清掃することの大切さを学べる大切な機会であると考えられているのです。

給食のメニューを見てみよう!

主食

主食はパン、ご飯、麺類が日替わりで出されています。パンは食パン、コッペパンが主流で、黒砂糖や野菜を入れてアレンジしたパンもあります。ご飯は白飯の他、炊き込みご飯やチャーハンなどの味付けされたメニューもあります。麺類はうどん、焼そば、スパゲッティなどがあります。

主菜・副菜・汁物

主菜・副菜はサラダ、焼き魚、煮物など、味付けや調理法が重複しないように考えられています。汁物は味噌汁、スープ、カレーやシチューが代表的です。特にカレーは給食のメニューの出されたことによって、日本の国民食として広まりました。

果物・デザート・飲み物

リンゴ、ミカン、メロンなどの生のフルーツ。アイスクリームやゼリーなどのデザートが出されています。食後の楽しみがあるのは嬉しいですね。飲み物は牛乳がメインですが、お茶が用意されている学校もあります。また、ジュースが出される日もあります。

健康的な「食」について学び、楽しめる給食の時間

いかがでしたでしょうか?日本の給食文化は、幼いうちから健康的な食生活を学ぶための大切な機会であるともいえますね。

日本には給食のメニューが楽しめるご飯屋さんもありますので、給食に興味があれば、足を運んでみるのも楽しいですよ。


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