手巻き寿司の作り方、おすすめ具材
This post is also available in English
握り寿司、ちらし寿司、押し寿司、いなり寿司など、寿司にはさまざまな種類があります。そこで今回は、海苔を巻いて食べる「巻き寿司」のなかでも、家庭で誰でも簡単に作ることができる「手巻き寿司」についてご紹介しましょう。
コンテンツ
手巻き寿司とは
海苔で、酢飯とさまざまな具材を巻いた寿司です。一般的な「巻き寿司」は、巻き簾(まきす:細く切った竹などでできた調理用のすだれ)で巻きますが、手巻き寿司は手で巻きます。
ふだんの食事はもちろん、ちょっとしたお祝い事やホームパーティーなどでも喜ばれる家庭料理です。刺身だけでなく、肉や野菜など好きな具材を選べるので、こどもからお年寄りまで楽しめます。生魚や納豆が苦手な方など、食の好みが異なる人も一緒に楽しめる料理です。
作り方
酢飯(すめし)を用意する
米酢・砂糖・塩を混ぜて「すし酢」を作ります。市販されている「すし酢」などを使うと便利です。液体タイプだけでなく、粉末タイプもあります。
- ボウルや大きな皿に炊き立てのご飯を入れ、すし酢を加えて、ご飯の粒をつぶさないように切るように混ぜます。
- すし酢が全体になじんだら、うちわで扇いで余分な水分をとばします。
すし酢が多すぎた場合は、電子レンジに入れて水分をとばしましょう。 - 再び切るように混ぜながら上下を返し、全体が人肌ほどの温度になったら完成です。
すぐに使わない場合は、酢飯が乾燥しないように、湿らせたキッチンペーパーをかけておきましょう。
具材を用意する
特にルールはありません。具材は巻きやすいように、細長く切りそろえておきましょう。汁気が多い具材は避けましょう。
オススメの具材
- 魚介類:サーモン・マグロ・いか・いくら・甘エビ・ボイルしたエビ
- かにかまぼこ・ツナ・ちくわ・魚肉ソーセージ
- 肉:焼肉・唐揚げ・そぼろ・しぐれ煮・ハム・ソーセージ・ベーコン
- 厚焼き玉子
- 野菜:きゅうり・スプラウト・小ねぎ・アボカド・コーン
- 薬味:大葉・みょうが・梅肉・ごま
- たくわん・納豆
海苔を用意する
手巻き寿司には、非常に薄く、板状に乾燥させた板海苔(いたのり)を使います。板海苔の基準となるサイズは約21x19cmです。半切(はんさい:半分のサイズ)もしくは4切(よんさい:1/4のサイズ)を使いましょう。手巻き寿司用の海苔も市販されています。
湿気ると、噛み切りにくくなるので、食卓には食べる直前に出します。湿気てしまった海苔は軽く火であぶりましょう。
食べ方
食卓に、酢飯と具材と海苔を並べます。それぞれ、海苔の上に酢飯と好きな具材をのせ、手で巻いて食べます。一度にたくさん作る必要はありません。食べる度に巻きましょう。
調味料は具材にあうものを準備します。巻き終わってからつけようとすると具材がこぼれるので、具材を巻くときにかけるとよいでしょう。
巻き方
- 海苔の左半分に酢飯をのせて広げます。
酢飯が多すぎると巻きにくいので、注意しましょう。
左上と左下が空くように扇形に広げると、キレイに巻くことができます。 - 酢飯の上に好きな具材を斜めにおき、調味料をつけます。
味の相性や彩りを考えるのも手巻き寿司の楽しみです。
具材が多すぎると巻きにくいので、注意しましょう。 - 海苔の左下から対角線上に向かって巻いていきましょう。
食べる時に酢飯や具材がこぼれないように、下側をきつめに巻きましょう。
アレンジレシピ
- 卵やレタスで巻く
海苔の代わりに、薄焼き卵・サニーレタスなどを使います。おいしいだけではなく、こどもや老人など、海苔が噛み切りにくい方でも食べやすくなります。 - 酢飯に薬味を混ぜる
あらかじめ、ごまや、細かく刻んだ大葉・みょうがなどを酢飯に混ぜておくと、風味と食感が変わります。