日本語学習者に最適な漢字の勉強法
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みなさん、はじめまして!日本語教師のエリです。東京の新宿区にある日本語学校に勤務しています。今回は苦手な人も多い、「漢字」の勉強法についてお話しします。
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日本の漢字の数
日本の小学校~中学校で勉強する「漢字」の数は、どのくらいだと思いますか?もっとイメージしやすいようにいうと、どのくらいの漢字が日常生活・街中で使用されていると思いますか?
正解は…2136字です。
この2136字の漢字は、新聞やニュース、雑誌の中で使われる、日常生活に欠かせない漢字です。アルファベットが大文字・小文字合わせても52字しかないのに比べると絶望的な数ですね。
日本人は小学生~中学生の間に国語の授業で漢字を習いますが、もちろん日本人でも漢字が苦手で、特に「書けない」という人は多いです。今はスマホやパソコンで入力できますから、漢字を「読む」機会はあっても「書く」機会は減ってしまったのでしょう。
かくいう私も授業中に板書する際はドキドキしています。学生に教えてもらうこともあります。日本人でもそうなのですから、日本語学習者にとっては大変な負担といっても過言ではないと感じています。
そんな膨大な数の漢字の「書き」を勉強するのにおすすめの方法が…
おすすめの漢字勉強法1【漢字を切る!】
漢字には「部首」があり、部首が漢字の意味をあらわしていることが多いです。いきなり大量の漢字を覚えるよりも、まずは「部首」を覚えることをおすすめします。ちなみに部首の数は200程度なので、さきほどの2136字と比べると1/10です!
例えば…
「木」…「桜」「梅」「柳」などの漢字に使われているように「木」に関係します。
「シ」…「海」「河」「瀬」などの漢字に使われているように「水」に関係します。
このように、まずは「漢字を切って」、「部首」から覚えるとイメージがつかみやすいと思います!
おすすめの漢字勉強法2【絵で覚える!】
漢字が読めなくても、上のように書いてあったら、なんとな~く漢字の意味が伝わりませんか?漢字は物の様子から作られているものもありますし、絵で覚えてしまいましょう!なんだか面白そうでしょう?
おすすめの漢字勉強法3【ハイジッグ式漢字習得法】
そして最後に、ゲーム感覚で覚えられるハイジッグ式漢字習得法です。なにやら難しそうですが、簡単にいうと、哲学者のハイジッグさんが発表した漢字を覚えるための方法です。
漢字はいくつかのパーツからできているので、基礎のパーツを組み合わせてストーリーをイメージしながら漢字を覚えよう!という勉強の仕方です。
例えば、「好」という漢字は「女」と「子」のパーツからできているので、【「女」の人は、「子」どもが「好」きです】と、ストーリーで覚えられます。
漢字に興味がある人は、ぜひ自分にあった方法で勉強してみてくださいね。
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