敷金・礼金とは?賃貸契約にかかる費用と相場

2019-07-11 暮らす

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日本で家を借りる時には、さまざまな費用がかかります。必要となるお金の総額は家賃の約5か月分といわれます。予想していた金額より高くて驚いたことがあるかもしれません。敷金・礼金をはじめ、それぞれ何に対して払うお金なのかを紹介したいと思います。

敷金

敷金とは、退去時に部屋を確認して(破損や傷、汚れなど)、原状回復するための費用としてあらかじめ預けておくお金です。家賃滞納に備え、預けておく役目もあります。退去時には、原状回復にかかった費用を差し引いたお金が戻ってきます。通常は1~2ヶ月分の物件が多いです。関西や九州では「保証金」と表記されることもあります。

敷金を多く返してもらうには?

家を破損や傷付けず、汚さずきれいに使うことが重要です。例えば、台所の油汚れを放置していたり、部屋に釘で穴を開けたりすると、現状の回復に費用がかかります。入居時の状態を保っておくと敷金が多く返ってきます。

礼金

部屋を管理するオーナーに対して、お礼として支払うお金です。敷金と違い、退去時に返金されることはありません。基本的には家賃1カ月分、新築やペット可住宅などでは家賃2カ月分の物件が多い傾向にあります。

敷金ゼロ・礼金ゼロで注意すること

最近では敷金ゼロ・礼金ゼロ物件もあります。しかし、初期費用を抑えるために敷金ゼロ・礼金ゼロ物件を必須条件としてしまうと、物件自体少ないため、なかなか候補が出てこない可能性があります。相場よりも家賃が高く設定されている場合もあります。また退去時もしくは入居時に、別途ルームクリーニング代を請求されることもあります。入居前に条件を確認しておきましょう。

仲介手数料

仲介手数料は、お部屋を紹介してくれた不動産会社に、報酬として支払うお金です。通常、家賃の1カ月分の物件が多い傾向にあります。仲介手数料は、賃貸契約が成立した場合にのみかかります。内見のみの場合、入居審査に落ちて契約が不成立になった場合は必要ありません。

鍵交換費用

前入居者が使用していた鍵から、新しい鍵に変更するために必要なお金です。トラブル(不法侵入・盗難)を未然に防ぐため、鍵を交換する必要があります。
通常の鍵の場合:15,000円+消費税~
オートロック鍵の場合:20,000円+消費税~

火災保険費用

火災・水漏れ等のトラブルで近隣住民に迷惑をかけてしまった時に適用されます。契約する火災保険によって保証内容が異なりますので、入居前に保証内容を確認しておきましょう。
火災保険費用:およそ20,000円前後(2年間)

保証会社費用

保証会社への加入が必須となる物件が増えています。万が一、家賃滞納が発生した場合に対応してくれるのが保証会社です。保証会社に加入するにあたって、費用がかかります。初回保証料は基本的に総賃料の50%~100%となります。初回以後、保証会社によっては、年間保証料や月次保証料がかかるケースがあります。年間保証料は10,000円~20,000円です。月次保証料は基本的に総賃料の1%~2%となります。


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