【海外に荷物を送る方法】どれが安い?種類と特徴

2022-01-12 暮らす

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日本から海外に、個人が荷物を送る方法には、大きく分けて「国際郵便」と「国際宅配便」があります。国際郵便は国際機関が運営する公的なサービスで、日本では「日本郵便(にっぽんゆうびん)」が取り扱っています。国際宅配便は民間の配送会社が運営するサービスで、日本では「ヤマト運輸(やまとうんゆ)」や「佐川急便(さがわきゅうびん)」などが該当します。現在は、新型コロナウイルス感染症の拡大にともない、配送できない国・地域があったり、配送にかかる日数が長かったり、追加金が導入されているサービスがあったりします。海外に荷物を送る場合は、事前によく確認しましょう。今回は、国際郵便の利用方法を中心にご紹介します。

国際郵便とは

万国郵便連合(UPU:Universal Postal Union)によって採用されている条約に従って運営されるサービスです。日本では日本郵便株式会社が指定されています。公共性が高いため、世界中のどんな加盟国・地域でも、ほぼ固定料金で郵便物を相互に送ることができます。

日本で国際郵便を利用したい場合は、「郵便局(ゆうびんきょく)」と呼ばれる店舗に荷物を持ち込みます。郵便局は、すべての市区町村にあります。集荷を依頼できる場合もあります。

国際宅配便とは

民間の配送会社が運営しているサービスです。日本では、ヤマト運輸・佐川急便・DHL・FedExなどが有名です。サービスごとに特徴も料金も異なりますので、自分の用途に適したものを選ぶとよいでしょう。ただし、国際郵便と比較すると、費用が割高になる傾向があります。

郵便局から荷物を送ってみよう

https://www.post.japanpost.jp/int/index.html

差出可能か確認する

まずは、送りたい国や地域に配送可能か、どんな配送方法が利用可能か、確認しましょう。特に現在は、新型コロナウイルス感染症の拡大にともない、配達の遅延が生じたり、取扱停止となっていたりすることがあります。
https://www.post.japanpost.jp/int/information/overview.html

また国際郵便には、法律や条約により、取り扱えないものがあります。全世界共通で送れないものだけでなく、配送先の国や地域によって送れないものや、配送方法によって送れないものもあります。
https://www.post.japanpost.jp/int/use/restriction/index.html

配送方法を決める

国際郵便では、EMS(国際スピード郵便)、航空便、エコノミー航空(SAL)便、船便などの配送方法が選べます。

  • EMS(国際スピード郵便)
    2~4日程度
    国際郵便のなかでは一番高いが、一番速く届く
    低温(冷蔵・冷凍)で配送できる国もある
  • 航空便
    3~6日程度
    SAL便や船便より高いが、比較的速く届く
  • エコノミー航空(SAL)便
    6~13日程度(国によっては、さらに日数がかかる場合がある)
    航空便よりは安く、船便よりは速く届くが、配送できる国や地域がかなり限られる
  • 船便
    1~3ヶ月
    一番送料が安いが、一番配送に時間がかかる
    水濡れや破損を避けるため、梱包に注意が必要

料金と日数を調べる

郵便局のサイトでは、料金と日数の目安も調べることができます。(一時的な遅延や取扱停止などは反映されていないので、注意しましょう)
https://www.post.japanpost.jp/cgi-charge/

必要な書類を用意する

国際郵便で物品を送る場合、差出人の住所・氏名・内容品などの情報を電子化した「通関電子データ」を事前に送信することが義務化されています。通関電子データは「国際郵便マイページサービス」で作成することができます。
https://www.post.japanpost.jp/intmypage/whatsmypage.html

「通関電子データ送信義務化」

2021年から通関電子データの送信が義務化されました。手書きラベルを利用すると、通関の遅延や返送の可能性があります。米国宛の場合は、そもそも引き受けてもらえません。注意しましょう。

郵便局に持ち込む・集荷を依頼する

郵便局のサイトでは、最寄りの郵便局を探すことができます。英語表記のページもありますが、国際郵便を扱っている郵便局を探すには、日本語表記のページから探したほうが分かりやすいかもしれません。
https://map.japanpost.jp/p/search/

まとめ

国際郵便で合計価格が20万円以下の物品を送る場合は、税関に輸出申告して許可を得る必要がありません。もっとも安く、簡単な手続きで海外に荷物を送りたい場合は、国際郵便を利用するとよいでしょう。

配送状況や方法など、不明なことがあれば、郵便局で相談しましょう。


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