日本の冬に欠かせない!こたつとは?

2020-10-13 暮らす
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こたつは、寒い冬に活躍する暖房器具です。ヒーター付きのテーブルに布団を被せたような形で、中に足を入れて温まります。マンガやアニメなどによく描かれるため、海外でもよく知られているようです。今回は、日本の冬の風物詩、こたつについてご紹介します。

こたつの歴史

こたつが誕生したのは室町時代といわれています。当時は電気がなかったため、熱源は「囲炉裏(いろり:屋内に作る炉)」でした。囲炉裏の上に台を置いて、着物をかぶせたのがこたつの始まりです。

昔の日本の家は、風が通りやすいように作られていました。これは、蒸し暑い夏を過ごしやすくする工夫です。しかし、冬になると部屋全体を温めることが難しい作りでもありました。そのため日本では、こたつのような「小さな空間で体を温められる暖房器具」が発展しました。

江戸時代になると、「火鉢(ひばち:陶器などに炭火を入れた暖房器具)」を熱源に使ったこたつが登場します。囲炉裏を使ったこたつと違い、火鉢を使ったこたつは移動させることができたので、多くの家庭に普及しました。しかし、燃料に木炭を利用していたため、火傷や一酸化炭素中毒などの事故が多かったようです。

現在の「電気こたつ(熱源に電気を使うこたつ)」が家庭で使われるようになったのは、第二次世界大戦後です。熱源が電気になったおかげで、安全にこたつが使えるようになりました。

こたつのメリット

こたつには、他の暖房器具にはないメリットがたくさんあります。

  • 省エネ効果が高い
    暖める空間が小さいため、「光熱費(こうねつひ:電気代やガス代など)」を節約できます。
  • 燃料の補給が要らない
    こたつは、ストーブのように灯油を用意する手間が掛かりません。
  • テーブルとしても使える
    冬はこたつとして、それ以外の季節でもテーブルとして使えます。高さが調整できるこたつや、熱源が目立たないこたつなど、冬以外でもインテリアとして使いやすいよう工夫された商品もあります。
  • 部屋が乾燥しない
    エアコンのように部屋全体を温める暖房器具と違って、部屋の中が乾燥しません。

こたつの種類

こたつには2種類あります。

電気こたつ

ヒーターの付いたテーブルにこたつ布団、天板(てんばん)を組み合わせたこたつです。カーペットや畳の上に置き、コンセントに繋げるだけですぐ使えます。簡単に場所を移動でき、価格も安いため、日本でもっとも普及しているこたつの種類です。

掘りごたつ

こたつの真下に穴を掘り、そこに熱源を設置したこたつです。穴の中に足を入れ、椅子に座るように使います。一般的には、床に穴を掘って造ります。最近では上面に畳がついた収納ボックスを中央に穴ができるように組み合わせる掘りこたつ式ユニットなども販売されています。

現代のこたつ

こたつは、昔から家庭の暖房器具として愛され、時代に合わせて進化を続けてきました。今では、さまざまなタイプが販売されています。

一人暮らし用こたつ

一人用のコンパクトなこたつです。冬以外もテーブルとして使いやすいサイズになっています。こたつは、こたつ布団と敷布団を変えれば、がらっと雰囲気が変わります。カーテンを替えるように模様替えができるのも、こたつの良い点です。

在宅ワーク向けこたつ

最近のニーズに合わせ、在宅ワークに適したこたつも登場しています。天板にUSBポートとコンセントが付いたこたつもあります。テーブルの脚を高いものは、ソファや椅子に座った状態で使えます。温もりと便利さを兼ね備えたこたつです。

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