伝統工芸「江戸切子(きりこ)」の技法を体験

2020-09-18 遊ぶ
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カットグラスを、日本では「切子」と呼びます。特に、カットが深く鮮明で華やかな「江戸切子」と、ガラスに厚みがありグラデーションが美しい「薩摩切子」が有名です。江戸切子は東京都の伝統工芸品にも指定されています。

「江戸切子」は江戸切子協同組合の登録商標なので、個人が勝手に作ったり売ったりすることはできません。しかし自身で楽しむ範囲であれば、その技法を体験することができます。そこで今回は、英語・中国語に対応している、東京浅草「創吉(そうきち)」の切子体験教室についてご紹介します。

江戸切子とは

江戸切子は江戸時代から続く東京の伝統工芸です。1834年に加賀屋久兵衛という人物が、金剛砂(こんごうしゃ)を用いて、ガラスの表面に彫刻をしたことから始まったといわれます。明治時代に英国人から指導をうけ、現代に伝わる技法が確立しました。

透明なガラスや色被せガラスに、深くはっきりしたカットが施されているのが特徴で、華やかな美しさがあります。人生の節目となるイベントやお祝い事のギフトなどにも人気があります。

文様(もんよう:人工的に作られた模様)

江戸切子の文様は、実に多様です。伝統的な文様はもちろん、現代の作家によって「伝統的な文様を再構築した新しいデザイン」が発表されています。

伝統的な文様には、麻の葉や菊といった「植物」や、籠の網目や格子といった「生活用具」などを図案化し組み合わせた文様が多くみられます。

また伝統的な文様には、名前と意味があります。例えば、同じ大きさの円を4分の1ずつ、上下左右に重ねたような文様は「七宝(しっぽう)と呼ばれます。日本語では円を「えん」と読み、同じ発音を含むことから、縁や円満を想像させます。そのため、円が永遠に続く文様は、縁や円満が続く縁起のよい柄です。七宝は、仏教の7つの宝を意味します。円や円満が続くことは、7つの宝と同じように価値があることからこの名がついたと考えられます。

切子体験の流れ

  1. グラスを選ぶ
    透明グラス6種類の中から選びます。
    追加料金を支払えば、色被せグラスも選べます。
  2. カットを練習する
    練習用グラスの下書きに沿って、基本の図形を彫ります。
    指で触っても安全な切子用の刃を用います。
  3. カットのデザインを決める
    簡単なものから難しいものまで、数十種類の柄サンプルから選びます。
    すべて初心者向けなので、自分のレベルにあわせて選ぶことができます。
  4. カットする
  5. 完成

切子体験の詳細

開催時間(各回90分)

平日:10:15 13:00 15:00
土日:8:30 10:15 13:00 15:00 16:45
上記以外の時間帯は応相談

料金

大人:3,300円(税込)
18歳以下:2,750円(税込)

  • 16:45の回は1人あたり500円割増
  • 18:00以降は1人あたり1,000円割増
  • 色被せグラスを希望する場合は、追加料金(¥900~¥2,522)

外国語対応

英語・中国語に対応しています。
英語・中国語による対応を希望する場合は、必ず事前に連絡しましょう。

コロナ対策

現在は、一般的な新型コロナウイルス感染拡大防止対策に加え、相席での案内を中止しています。

注意しよう

切子の体験は繊細な作業です。髪が長く、作業の邪魔になりそうなら、髪をまとめるゴムを持参しましょう。また、眼が悪い場合は、眼鏡を忘れないようにしましょう。

店舗詳細

「創吉」


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