スタッフおすすめ!秋の味覚ランキングTOP8

2019-10-11 その他 , 暮らす

This post is also available in English

秋は収穫の季節です。さまざまな野菜や果実が旬を迎えます。また夏の暑さで落ちていた食欲も戻ってきます。そのため日本では「食欲の秋(しょくよくのあき:秋は食べ物がおいしく、食欲が増す)」という言葉があります。そこで今回は、Living in Japanがおすすめする、秋に食べたい「旬の食材」をご紹介します。

1位 和栗(わぐり)

日本の栗は、香りが強く大粒です。熟成すると甘みが強くなります。和栗の香りや甘味、ほくほくとした食感を味わうには、「栗おこわ(もち米と栗を蒸したもの)」や、「栗ごはん(米と栗を炊いたもの)」がオススメです。西洋や中国の栗に比べると、渋皮がむきにくい傾向がありますが、渋皮がついたまま甘く煮た「渋皮煮」などもあります。最近では、和栗で作ったモンブランやデザートをよく見かけるようになりました。和栗フレーバーのお菓子やアイスなども販売されています。

2位 さんま

漢字で書くと「秋の刀の魚」と書きます。刀のように長細い外見が特徴的な青魚(あおざかな:背の青い魚)です。秋のさんまは、脂が乗って(脂肪が増え)、とてもおいしくなります。旬のさんまはシンプルに、大根おろしを添えた「さんまの塩焼き(さんまに塩をふって焼いたもの)」に、カボスやすだちを絞り、醤油をかけて食べるのがオススメです。新鮮なさんまは、生のまま、寿司や刺身として食べることもあります。かば焼きやフライ、マリネなどにしてもおいしい魚です。

3位 松茸(まつたけ)

日本産のものは希少価値が高く、大変高価な食材です。食欲を刺激する、独特な強い香りがします。「香り松茸、味しめじ(かおりまつたけ、あじしめじ:香りがよいのは松茸、おいしいのは本しめじ)」という言葉もあります。香りを楽しむ食材なので、「松茸ご飯(米と松茸をだし汁で炊いたもの)」や「土瓶蒸し(どびんむし:松茸と銀杏などをだし汁で煮たスープ)」などがオススメです。香りのよい三つ葉を添えたり、カボスやすだちを絞ったりします。

4位 さつまいも

日本のさつまいもは、品種によって甘さや食感がかなり異なります。大きく分けると、ほくほくした食感で優しい甘さのものと、ねっとりした食感で甘みが強いものがあります。最近では、安納芋(あんのういも)という品種の登場をきっかけに、非常に糖度の高い「密芋(みついも)」がブームになっています。ゆっくりと加熱した「焼き芋(やきいも)」にすると違いがよく分かります。デザートだけでなく、天ぷらや煮物など、料理にも幅広く使われます。

5位 和梨(わなし)

洋梨とは違い、日本の梨は、りんごのような丸い形をしています。シャリシャリとした食感、爽やかな甘さとみずみずしさが特徴です。皮の色が赤っぽい「幸水(こうすい)」や、皮の色が黄緑色をした「二十世紀(にじっせいき)」など、さまざまな品種があります。品種や産地によって旬がずれるので、長く楽しめます。一般的には、皮を剥いてそのまま食べます。

6位 新米(しんまい)

秋になると「新米」と記載された米が店頭に並びます。新米は、白くてツヤツヤ。粘りがあり、甘い香りがします。水分量が多いので、いつもよりも水は少なめに、柔らかいので、力を入れずに研ぎましょう。秋は、さまざまな品種が少量ずつセットされた「新米食べ比べセット」が発売されます。実際に食べ比べて、自分の好みのお米を見つけてみてはいかがでしょうか。

7位 柿(かき)

柿にも多くの品種がありますが、大きく分けると、「甘柿(あまがき)」と「渋柿(しぶがき)」があります。旬の甘柿は、そのまま生で食べることができますが、渋柿は渋抜き(しぶぬき:柿に含まれるタンニンが口の中で溶けないようにすること)をしないと食べられません。渋抜きの方法はさまざまです。そのまま熟すまでおいておいたり、アルコールにつけたりします。1か月ほど干して渋抜きしたものは「干し柿(ほしがき)」と呼ばれます。

8位 かぼちゃ

日本のかぼちゃは、西洋のものとは異なり、水分が多く、ねっとりとしています。甘味が少なく、煮崩れしにくいので、煮物や天ぷらなどによく使われます。もちろん、西洋かぼちゃと同じように、スープやサラダ、デザートなどにも使います。


TOP