1300年以上続く伝統漁「鵜飼(うかい)」を見にいこう

2019-08-21 遊ぶ
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鵜飼は古くから日本で行われている伝統漁法です。鳥を扱って魚を獲る漁法は、世界的に見ても大変珍しいといわれます。現在では、生計をたてる漁法というよりも、鑑賞するための伝統文化として行われています。

今回は鵜飼がどんな漁法なのか、どこで鑑賞できるのか、ご紹介しましょう。

鵜飼とは?

鵜飼は、「鵜(う)」と呼ばれる鳥を操り、鮎(あゆ)などの川魚を獲る漁法です。初夏から初秋にかけて、夜、鵜舟(うぶね)と呼ばれる小舟に乗って漁を行います。舟の舳先(へさき:船首)で焚かれるかがり火に驚いて動きが活発になった魚を、鵜が捕えます。

首にゆるく縄を巻いた鵜が川に潜り、水中を泳いでいる魚をつかまえたら、船縁へ引き上げ、魚を吐き出させます。首に結んだ縄の結び目より小さい魚は鵜が食べますが、結び目より大きな魚は飲み込めないので吐き出す、という仕組みです。

鵜飼では、伝統的な衣装を身につけた「鵜匠(うしょう)」が鵜を操ります。鵜匠は鵜を家族のように大切に育て、体調管理を行います。鵜飼は、鵜匠と鵜の絆によって営まれるのです。

鵜飼には、1300年以上の歴史があるといわれます。室町時代の将軍が鵜飼を観覧した、織田信長が他の将軍を鵜飼でもてなしたなど、さまざまな記録が残っています。

おすすめスポット

鵜飼は、国内12カ所で行われています。なかでも、岐阜県の長良川(ながらがわ)、愛媛県大洲(おおず)の肱川(ひじかわ)、大分県日田市(ひたし)の三隈川(みくまがわ)の鵜飼いを「日本三大鵜飼い」といいます。いずれも天候により中止となる場合があります。でかける前に、必ず確認するようにしましょう。

【岐阜】長良川(ながらがわ)

岐阜県岐阜市を流れる長良川の中流域で行われる鵜飼です。国内外の賓客が多数、またチャールズ・チャップリンが2回も観覧しています。また、江戸・明治時代に使われていた鵜飼用具が重要有形民俗文化財に指定されています。

橋の上や川岸から見ることもできますが、観覧船に乗って鑑賞するのがオススメです。迫力ある鵜飼を近くで見ることができます。鵜匠によって鵜飼の説明を受けた後、観覧船に乗り、鵜飼を観覧します。船内へは食べ物が持ち込めるので、食事をしながら鵜飼を鑑賞することができます。英語・中国語(繁体字・簡体字)・韓国語のパンフレットが用意されています。

開催時期:5/11~10/15
料金:3,100円~
場所:岐阜県岐阜市湊町1-2
https://www.ukai-gifucity.jp/Ukai/

【愛知】木曽川(きそがわ)

愛知県と岐阜県の県境を流れる木曽川で行われる鵜飼です。珍しい昼のプランや、食事付きのプランもあります。

開催時期:6/1~10/15
料金:3,000円~
場所:愛知県犬山市犬山北白山平2番地先
https://kisogawa-ukai.jp

【京都】大堰川(おおいがわ)

京都の嵐山を流れる大堰川で行われる鵜飼です。普段は、屋形船として運行していますが、期間限定で鵜飼見物を実施しています。源氏物語千年紀(げんじものがたりせんねんき)にちなみ、鵜匠や船頭が白装束に身をつつみ、平安貴族の優雅な舟遊びが再現されています。

開催時期:7/1~9/23
料金:1,800円~
北乗り場:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町
南乗り場:京都府京都市西京区嵐山中尾下町
http://arashiyama-yakatabune.com

【愛媛・大洲】肱川(ひじかわ)

愛媛県を流れる肱川で行われる鵜飼です。かがり火を焚いた鵜舟を、二艘の屋形船ではさみながら並走する「合わせ鵜飼い」は、独特のスタイルで、鵜がアユを捕る姿を目の当たりにできるという迫力と臨場感があります。

開催時期:6/1~9/23
料金:6,000円~
愛媛県大洲市大洲649-1
http://www.oozukankou.jp/ukai-top.html

【大分・日田】三隈川(みくまがわ)

筑後川の中流域にある、三隈川で行われる鵜飼です。日田温泉のホテルや旅館が取り扱う屋形船に乗って鑑賞することができます。

開催時期:5/20~10/31
http://www.hita-onsen.com/yakatabune.html


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