外国人が住みやすい街は?出身国別に紹介

2019-08-20 その他 , 暮らす

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日本にも、同じ国の人が多く集まったコミュニティが多数あります。「外国人街」と呼ばれ、横浜の中華街が有名です。他にも、規模は小さいですが、各国のコミュニティが存在します。一部、ご紹介しましょう。

インド

  • 東京都江戸川区西葛西

インド人の方にとって暮らしやすいのは、なんといっても東京都江戸川区。「リトルインディア」と呼ばれ、毎年秋には「東京ディワリフェスタ西葛西」が開催されています。来日するインド人には金融系ITエンジニアが多く、ビジネス街にアクセスしやすいことも人気の理由です。インド料理屋はもちろん、本格的なスパイスが購入できる食材店が多く、インド人学校もあります。

ミャンマー

  • 東京都新宿区高田馬場
  • 東京都豊島区大塚

ミャンマー人の人口が突出して多く、「リトルヤンゴン」と呼ばれています。以前は東京都新宿区中井にありましたが、いつしか移動していきました。ミャンマー料理のレストラン、ミャンマーの食材や衣料品、雑貨なども手に入ります。

中国

  • 神奈川県横浜市中区山下町(横浜中華街)
  • 埼玉県川口市
  • 東京都江戸川区西葛西
  • 東京都豊島区池袋
  • 兵庫県神戸市(南京中華街)
  • 長崎県長崎市(長崎新地中華街)
  • 沖縄県那覇市久米

中国人のコミュニティは日本全国にあります。中華街には中国語のみで働ける職場が多く、中国語が話せるお医者さんがいる病院もあります。中国人が多い地域で物件を探せば、契約しやすいかもしれません。また近所に中国人が多いため、日々の情報交換にも困りません。

韓国

  • 東京都台東区上野
  • 東京都新宿区大久保(新大久保)
  • 愛知県名古屋市
  • 大阪府大阪市生野区(鶴橋)
  • 山口県下関市

韓国人のコミュニティも日本全国にあります。韓国街には、日本語初級者でもアルバイトできる飲食店が多いので、ワーキングホリデーメーカーにも人気です。韓国料理屋や韓国食料品店が多く、韓国語が通じる病院や韓国人学校もあります。働きながら日本語学校に通ったり、卒業後に就職したりするのに便利な都市部に人気が集まる傾向があります。

ブラジル

  • 群馬県大泉町
  • 愛知県知立市

ブラジル人のコミュニティは、愛知県・静岡県・三重県・群馬県・岐阜県など、東海地方に集中しています。来日するブラジル人には製造業で働く人が多く、自動車産業が多い地域であることが人気の理由です。なかには、群馬県大泉町のように、ブラジルをイメージした駅舎や公衆トイレが設置されるなど、町全体で南米文化による活性化を推進している地域もあります。

オーストラリア

  • 北海道ニセコ町

北海道有数のスキーリゾートで、10数年前から、オーストラリア人を中心に外国人の人口が増えています。外国人観光客をもてなすための従業員が中心となっているようです。国籍を問わず、就学前から6年生まで、西洋スタイルの教育を提供する民間学校があり、授業は英語で行われます。住まい、健康、教育など、さまざまな点で、外国人をサポートする取り組みがおこなわれています。

最初は同郷のコミュニティに住んでみる

日本語にあまり自信が無い方や、外国の暮らしが少し不安な方は、こういったコミュニティの近くに住むと暮らしやすいかもしれません。不動産屋や役所も、外国人の対応に慣れていますし、自分の国の言葉を活かしてアルバイトすることもできます。まずは、同郷のコミュニティで、安心して日本暮らしを始めてみてはいかがでしょうか。


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