【日本全国】ご当地ラーメンの特徴・比較

2019-08-03 その他 , 遊ぶ

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ご当地ラーメンとは、地域特有のオリジナルラーメンのことです。日本全国には様々なご当地ラーメンがあり、ご当地ラーメンを食べるためにわざわざ地方へと足を運ぶ人もたくさんいます。今回は日本全国のご当地ラーメンについてご紹介します。

札幌ラーメン(北海道)

札幌ラーメンは北海道の札幌市発祥のご当地ラーメンです。濃厚な味噌味が多いと言われますが、一般的に塩味や醤油味もあります。一般的にちぢれ麵が使われ、玉ねぎやキャベツ、もやしなど、炒めた野菜がたくさんトッピングされているのも特徴です。

函館ラーメン(北海道)

函館ラーメンは北海道の函館市発祥のご当地ラーメンです。あっさりした塩味で、透き通ったスープに、細いストレート麺が定番です。トッピングはチャーシュー、ネギ、メンマなど、シンプルな傾向があります。昔懐かしい味わいで、誰でも食べやすいラーメンです。

喜多方ラーメン(福島県)

喜多方ラーメンは福島県の喜多方市発祥のご当地ラーメンです。「平打ち熟成多加水麺(ひらうちじゅくせいたかすいめん)」と呼ばれる、一般的な麺より水分を多く含んだ麺が大きな特徴です。麺の幅が広めで平らなちぢれ麺でコシがあります。スープは醤油味が多いと言われますが、お店ごとに味が異なるため、さまざまな喜多方ラーメンを食べ歩く楽しみもあります。

佐野ラーメン(栃木県)

佐野ラーメンは栃木県の佐野市発祥のご当地ラーメンです。練った小麦粉を青竹で伸ばして作られた「青竹打ち(あおだけうち)」の麺が大きな特徴です。短い時間で茹であがり、腰が強く、独特の舌ざわりが楽しめます。スープは透明感のあるさっぱりした味で、しつこくありません。

勝浦タンタンメン(千葉県)

勝浦タンタンメンは千葉県の勝浦市発祥のご当地ラーメンです。一般的な担々麺とは違い、醤油ベースのスープが真っ赤に染まるほどたっぷり入ったラー油が大きな特徴です。汗が出る辛さで、当地の漁師が、寒い海仕事の後に、冷えた体を温めるメニューとして定着しました。一般的には、ひき肉、みじん切りの玉ねぎがトッピングされます。

横浜家系ラーメン(神奈川県)

横浜家系ラーメンは神奈川県横浜市発祥のご当地ラーメンです。本来は、「吉村家(よしむらや)」やその弟子などを中心に広がったもので、「いえけい」と呼ばれています。濃厚な豚骨醤油スープに太いストレート麺、のり、チャーシュー、ホウレンソウ、白ネギなどがトッピングされているのが特徴です。

京都ラーメン(京都府)

京都ラーメンは京都府発祥のご当地ラーメンです。スープの素材はさまざまですが、いずれも、濃厚でこってりしているのが特徴です。(「京風」と呼ばれるあっさりしたラーメンとは全く異なります。)チャーシューやメンマに加え、柔らかく甘い「九条ネギ」を使う店が多い傾向にあります。

和歌山ラーメン(和歌山県)

和歌山ラーメンは和歌山県発祥のご当地ラーメンです。地元では、「中華そば」と呼ばれます。細めのストレート麺が特徴で、柔らかめに茹でる店が多い傾向にあります。味も見た目も昔ながらの懐かしい味で、なるとではなく、和歌山名産のかまぼこをトッピングする店が多いのも特徴です。

博多ラーメン(福岡県)

博多ラーメンは福岡県の博多市のご当地ラーメンです。濃厚な豚骨スープに極細麺、「替え玉(かえだま)」というシステムがあるのが特徴です。替え玉とは、ラーメンを食べ終わったら、麺だけ追加注文し、残っているスープに入れて食べるシステムです。博多ラーメンの麺は、普通の麺よりも伸びやすい性質があるため、一人前の分量(1玉)を早く食べきれる量にし、麺だけをお代わりするようになったと言われています。一般的に、チャーシュー、白ごま、紅ショウガをトッピングします。


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