警戒レベルとは?【レベル別】危険度やとるべき行動

2019-07-03 その他 , 暮らす

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台風の季節がやってきました。7月から10月は、日本に接近・上陸する台風が最も多くなります。大雨、洪水、暴風、高潮による自然災害も、毎年のように発生します。

  • 今、どのような状況にあるのか
  • 今、何をすべきなのか

今回は、防災情報を直感的に理解することができる「警報レベル」についてご紹介します。

警戒レベル

台風や集中豪雨などにより、水害・土砂災害が発生しそうになると、市町村から「避難情報」、国・都道府県から「防災気象情報」、2種類の情報が発表されます。しかし情報の種類が多いため、情報を正しく理解し、何をすべきか判断するのは困難です。そこで今年から、直感的に対応できる「警戒レベル」が運用されることになりました。(防災気象情報の場合「警戒レベル相当」)

避難情報や防災気象情報自体は、今までと変わりません。情報に警戒レベルをつけて伝えることにより、災害の危険度やとるべき行動をわかりやすくすることが目的とされています。

【警戒レベル別】何をすべきか

警戒レベルは5段階で、数字が大きいほど危険度が高くなります。

レベル5
命を守って!
すでに災害が発生しています。周囲の状況を確認し、命を守るために最善の行動をとってください。
レベル4
全員避難
「避難勧告」が発表されたら、対象地域の方は、避難場所など安全な場所に「速やかに全員」避難してください。
災害が発生する可能性が極めて高くなると「避難指示(緊急)」が発表されます。この時点で避難していない場合は、ただちに避難が必要です。
レベル3
高齢者など避難
高齢者や乳幼児、障がいのある方など、避難に時間がかかる方やその支援者は、避難場所など安全な場所に避難してください。それ以外の方は、避難の準備を開始してください。
レベル2
避難方法確認
洪水注意報や大雨注意報等がでています。
現在いる場所で起きやすい災害の種類をハザードマップなどで確認し、避難場所や避難経路などを確認しましょう。
レベル1
最新の情報に注意
数日内に気象警報がでる可能性があります。
災害への心構えを高め、最新の防災気象情報に注意しましょう。

【警戒レベル】情報を得る方法

避難情報や防災気象情報と同様に、テレビやラジオ、インターネットなどのニュースで情報を得ることができます。また自治体からの防災行政無線やツイッターなどのSNS、広報車や消防団などによる声掛けなどで情報が得られる場合もあります。

レベル5になってからでは遅い!

避難するのは億劫なものです。ギリギリまで様子をみようと思うかもしれません。しかしレベル5は、すでに災害が発生した状況です。安全な避難ができない可能性があります。レベル3やレベル4の段階で、安全かつ確実に避難しましょう。

指定緊急避難場所への避難が危険な場合

指定緊急避難場所までの経路や周辺で災害が発生している場合など、避難場所への避難がかえって危険な場合は、近隣の安全な場所や、建物内のより安全な場所へ移動するなど、緊急避難を行いましょう。

「警戒レベル」と「警戒レベル相当情報」の違い

警戒レベルは、市町村が「避難情報」に加えて発表します。住民がとるべき行動を促します。警戒レベル相当情報は、国土交通省、気象庁、都道府県などが「防災気象情報」に加えて発表します。住民がどう避難すべきか判断するための参考にする情報です。

そのため、避難情報がでていないのに、防災気象情報で「洪水警報=警戒レベル3相当情報」が出る可能性もあります。この場合は、防災気象情報を参考にしながら、適切と思われる避難行動を自主的にとるようにしましょう。

また、警戒レベル相当情報は複数重なることがあります。例えば、既に「洪水のレベル4相当情報」がでている状態で、「土砂災害のレベル3相当情報」が発表された場合、レベル4からレベル3に下がったわけではありません。洪水のレベル4に、土砂災害のレベル3が加わった状態なので、注意しましょう。


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