青春18切符の使い方ガイド!値段・利用条件・購入方法
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そろそろ夏休みの予定を考え始める方もいるのではないでしょうか?そこで今回は、コストパフォーマンスが高い「青春18きっぷ」をご紹介しましょう。JR線の普通・快速列車が、1日中乗り放題。「途中下車を繰り返しながら、さまざまな観光地を巡る」といった楽しみ方ができます。夏の計画に、ぜひお役立てください。
コンテンツ
青春18きっぷとは?
日本全国のJR線の普通・快速列車の普通車自由席に自由に乗り降りできる切符です。
1982年、学生向けの切符として発売されました。しかし年齢制限がなく、お得で自由な使い方ができることから、幅広い年代から支持される、大人気の切符のひとつとなりました。国籍制限もないので、日本在住の外国人だけでなく、旅行者でも利用できます。
青春18きっぷの値段と利用条件
2019年6月現在、5回分で税込11,850円です。1回あたり2,370円で、1人1日乗り放題となります。ただし、大人も子供も同額です。
発行される切符は1枚ですが、1人で5日間連続の旅行に使っても、5人グループで1回の日帰り旅行に使ってもかまいません。
1人1回あたりの有効期限は乗車日当日。5回連続して利用する必要はないので「3人グループで日帰り旅行に1回+2人グループで日帰り旅行に1回」といった使い方も可能です。
青春18きっぷの使い方
青春18きっぷは自動改札機を利用できません。毎回、利用を開始する駅の改札で、日付印を押してもらいましょう。その日は、改札で切符を見せるだけで通ることができます。
無人改札の場合は、車掌さんに日付を入れてもらいましょう。
青春18きっぷの購入方法
青春18きっぷは、発売期間および利用期間が限定されています。通常は、学生の長期休暇にあわせて発売されます。それぞれ販売期間と利用期間が異なるので注意しましょう。
2019年の発売期間と利用期間
- 春季
発売期間:2019年2月20日(水)~3月31日(日)
利用期間:2019年3月1日(金)~4月10日(水) - 夏期
発売期間:2019年7月1日(月)~8月31日(土)
利用期間:2019年7月20日(土)~9月10日(火) - 冬期
発売期間:2019年12月1日(日)~12月31日(火)
利用期間:2019年12月10日(火)~2020年1月10日(金)
購入できる場所
- 全国のJRの主な駅の「みどりの窓口」
- 全国のJRの主な駅の「指定券販売機」
- 主な旅行会社の支店・営業所
払い戻し
有効期間を過ぎたり、1回でも使ったりすると、払い戻しされません。有効期間内かつ5回分すべて未使用の場合のみ、払い戻しが可能です。手数料が220円かかります。
乗れる列車と区間を確認
青春18きっぷで乗車できるのは、全国のJR線の普通・快速列車の普通車自由席だけではありません。BRT(バス高速輸送システム)とJR西日本宮島フェリーにも乗車できます。「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」を購入することにより、新幹線に乗車できる区間もあります。
逆に、JR線が直通運転していても、第三セクター鉄道などでは利用できません。
事前に、ホームページの情報や、みどりの窓口などで確認しておきましょう。
https://railway.jr-central.co.jp/tickets/youth18-ticket/
https://railway.jr-central.co.jp/tickets/youth18-ticket-op/
注意しよう!
- 複数人のグループで利用する場合は、同じ行程である必要があります。例えば、青春18きっぷを持っている人が東京駅から乗車する場合、他の人が東京駅に集合する旅費は、各自別途負担となります。解散の場合も同じです。
- 1回あたりに利用できる人数は1人のみ。たとえ同じ日でも、Aさんが東京駅から浜松駅まで乗車し、Bさんが浜松駅から名古屋駅まで使うといった使い方はできません。
- 一部区間をのぞき、急行・特急・新幹線の乗車券として利用することはできません。うっかり乗ってしまうと、別途、乗車券代が必要となります。その際、青春18きっぷの利用をキャンセルすることもできません。