【世帯別】日本の1ケ月の生活費の平均・内訳を大公開!
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「日本に住んでみたいけど、どれぐらい生活費がかかるんだろう」と思っている人は多いはず。そこで今回は、日本の平均的な生活費と、生活費を抑えるポイントを、簡単にご紹介してみたいと思います。
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東京で物件を借りる場合の一般的な生活費
総務省統計局の「家計調査」によると、2018年の月平均の生活費は以下の通りです。
世帯人数 | 単身 | 2人以上(平均2.98人) |
月平均の生活費 | 158,911円/月 | 287,315円/月 |
しかしこの費用には持ち家の方が含まれているので、家を借りる場合は、もっと費用がかかります。家賃は住む場所や物件によって大きく異なります。そこで今回は、家計調査の大都市のデータと「賃貸D-room」に掲載されている東京の平均的な家賃をもとに、独自に生活費を算出してみました。参考にしてみてください。
単身 | 2人以上 | |
食費 | 44,067 | 84,582 |
家賃 | 71,000 (1R~1DK) | 112,000 (2LDK~3DK) |
電気・ガス・水道 | 11,849 | 21,587 |
家具・家事 | 4,835 | 10,467 |
保険・医療 | 7,231 | 14,285 |
交通・通信 | 21,619 | 38,328 |
その他 | 50,587 | 109,338 |
合計 | 211,188 | 390,587 |
費用を抑えるポイント
日本で生活するために節約する一番大きなポイントは「食費と家賃」ではないでしょうか。いずれも単純な安さだけを優先するのではなく、ライフスタイルを考慮して検討したほうが、安くあがる可能性があります。
【食費】商店街、スーパー、コンビニ、ネット通販
「外食はお金がかかるので、できるだけ自炊する」という方が多いように思います。毎日しっかり自炊できるのであれば、野菜や肉や魚は、商店街やスーパーで、旬のものを中心に購入したほうが節約できるでしょう。スーパーでは夕方以降になると、タイムセールが始まったり、賞味期限や消費期限が近いものに値引きシールが貼られたりしますので、閉店間際の時間帯に買い物に行くとよいかもしれません。
ただし、自炊が苦手だったり、一人暮らしなどで食材を使いきれなかったりする場合は、お弁当を買ったほうが安くなることもあります。お弁当はコンビニをはじめ、お弁当専門店、スーパー、商店街などいたるところで販売しています。
また缶詰や飲料や乾物などは、ネット通販などでまとめ買いしたほうが、安くなる場合があります。
【家賃】郊外を選ぶ?都心を選ぶ?
寮や社宅が無い場合、家賃を抑える簡単な方法は、郊外を選ぶことでしょう。しかし、勤務地や学校が都心にある場合、通勤通学に時間がかかり、さらに満員電車で疲れ果ててしまう可能性があります。帰宅時間が遅くなれば、スーパーの閉店に間に合わず、家事をやる時間もとれなくなります。お弁当を作れなければ、コンビニの利用や外食などが増え、家賃を抑えている意味がなくなるかもしれません。
例えば都心でも、駅から遠い物件は安くなる傾向にあります。会社や学校から近く、駅から遠い物件を探すことができれば、そちらのほうが節約できるかもしれません。最近では、会社に近い場所に住むと、近隣住宅手当がでる会社もあります。
また自分の国の食材にこだわる場合は、取扱のある輸入食材店に近い場所を選ばないと、毎回、交通費がかかります。輸入食材店の近くであれば、その国の方のコミュニティがあり、住みやすい可能性もあります。
自分の性格や生活パターンから、節約する方法を選ぼう
雑貨やキッチン用品などは、100円ショップやホームセンターなどを利用する。工夫するのが好きな人は、100均DIYなどで小さな家具を作る。洋服が好きな人は、フリーマーケットなどを利用する。趣味を兼ねて費用を抑える方法はたくさんあります。
また電気やガスは今まで独占供給されていましたが、現在は自由化されています。インターネット回線や携帯電話、ケーブルテレビなどとセット割引されるプランもあります。例えば日本のアニメが好きな人は、ケーブルテレビのアニメチャンネル契約を中心に、お得な電気やガスのセット割引がないか調べるなど、他に必要なものから検討してみるとよいでしょう。
単純に「安いから」選ぶ、快適さや楽しむことを制限するのではなく、自分の性格や生活パターンにあった節約方法を選んで、日本での生活を楽しんでくださいね。