お酒は飲んでも飲まれるな!押さえておきたいお酒のルール

2019-03-02 マナー , 遊ぶ

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日本ではスーパーやコンビニで24時間お酒が買える。お酒の自動販売機があった!公共の場所でお酒を飲んでもつかまらない。日本人には当たり前のことですが、外国の方のSNSでは「驚愕の風景」として、よく取り上げられます。

確かに日本は他国と比べて、お酒の規制が緩いといわれます。公共の場でお酒を飲むことが、法律的に禁止されていないので、条例や規則で禁止されている場所でなければ、缶ビール片手に観光地を歩き回ったり、お花見やバーベキューなど屋外でお酒を飲んだりしても、罰せられることはありません。

しかしそんな日本にも、最低限のルールやマナー、知っておきたい習慣などがありますので、ご紹介しましょう。

飲酒は、二十歳になってから

日本において飲酒が許される最低年齢は20歳です。20歳未満の飲酒は未成年者飲酒禁止法で禁止されています。20歳未満の人が飲酒すれば監督者が罰則の対象となりますし、20歳未満の人が飲酒することを知っていたのにお酒を販売したり、飲食店でお酒を提供したりしても罰則の対象となります。

そのためお酒を買う際は、レジでの年齢確認が徹底されていますし、売り場でもお酒であることがはっきり分かる表示が行われています。

公共の場所で飲むときは?

事前に飲酒やアルコールの持ち込みが禁止されていないか確認

ここ数年、自治体や施設などでは条例などにより、飲酒を規制する動きが広がっています。

例えば「日本=花見=公共の場所でお酒が飲める」というイメージが強いかもしれませんが、桜の名所や公園などには、飲酒だけでなく、アルコールの持ち込み自体を禁止しているところがあります。海水浴場、バーベキュー場も同様です。

また規制の動きが広がっている時期なので「昨年まで大丈夫だったのに今年はダメだった」というケースも少なくありません。せっかく楽しく飲み始めたのに注意されたらがっかりしますよね。公共の場所で飲むときは、事前に「飲酒が禁止されていないか」確認しておきましょう。

ゴミを片付けよう

飲酒禁止の規制が広がっている原因のひとつにゴミの問題があります。お酒を楽しんだ後は、空き缶やビン、食事やお菓子ででたゴミなど、必ずゴミ箱に、指定された分別方法で捨てるか、持ち帰りましょう。

みんなが飲酒を楽しみながらも、節度をもってキレイに気持ちよく公共の場を利用することができれば、来年も同じ場所で花見やバーベキューを楽しめるかもしれません。

電車内の飲酒は賛否両論

新幹線に乗ったら、出張帰りの男性がビールを飲んでいた。観光地に向かう特急電車の中で、お弁当を食べながらお酒を飲んでいる人がいた。そんな風景を見たことがある人も多いのではないでしょうか。

確かに電車内での飲酒は規制されていません。しかし電車内の飲酒に対する考え方は、同じ日本人でも人それぞれ。狭い空間に閉じ込められるため、不愉快に思う人もいます。また「新幹線は許せるけど、通勤電車は許せない」「確かに観光地に向かう電車だけど、満員電車では避けてほしい」といった人もいます。

電車内で飲酒をするときは、気遣いを忘れないようにしましょう。

飲んでも飲ませても、迷惑をかければ法律で罰せられます

公共の場所でお酒を飲むこと自体は規制されていなくても、お酒に酔って人に迷惑をかければ「酔っぱらい防止法」違反で罰せられることがあります。また、飲酒を強要すればアルコールハラスメントとして強要罪に問われることもあります。もちろん飲酒運転は法律違反です。

自分自身が飲むときも、人に飲むことを進めるときも、節度を守って楽しみましょう。

お酒は粋に

いかがでしたでしょうか?
お酒の規制が緩いことで知られている日本ですが、まったくルールがないわけではありません。マナーとして避けたいこともあります。また飲酒禁止の規制は少しずつ広がっています。

ひとりひとりがマナーを守り、まわりの人の気持ちを思いやりながら飲酒する。飲みすぎて周囲に迷惑をかけることなく、ハメをはずして翌日に後悔を残さないように、適量をたしなむ。

そんな「粋な」飲み方をしてみませんか。


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