七草がゆはいつ食べる?種類一覧と意味
2020-01-05
暮らす
This post is also available in English
日本では古くから、1月7日の朝に「七草がゆ」を食べる風習があります。「七草がゆ」とは、「春の七草」という7種類のハーブを入れたお粥です。1年の無病息災を願うとともに、正月料理で疲れた胃腸を休めるために食べるといわれます。今回は、七草がゆについてご紹介します。
コンテンツ
七草とは
七草には「春の七草」と「秋の七草」があります。どちらもその季節にとれるハーブです。春の七草は、七草がゆにして食べますが、秋の七草は、美しい花を観賞して楽しみます。どちらの七草も、草の名前を「5音・7音・5音・7音」になるように並べ、リズムにのせて覚えることができます。
春の七草
いずれもビタミンが多く、整腸作用があります。またそれぞれの名前には、縁起のよい意味があります。
- せり
「競り勝つ」を意味します。 - なずな
「ぺんぺん草」と呼ばれ、「なでて汚れを払う」を意味します。 - ごぎょう
「仏様のからだ」を意味します。 - はこべら
「はこべ」とも呼ばれ、「繁栄がはこびる」を意味します。 - ほとけのざ
「仏様の座る場所」を意味します。 - すずな
「蕪(かぶ)」の古い名前で、「神様を呼ぶ鈴」を意味します。 - すずしろ
「大根(だいこん)」の古い名前で、「汚れのない白」を意味します。
七草がゆの作り方
七草がゆは家庭で作るのが一般的です。6日までに、七草をひとつにまとめた商品をスーパーなどで購入しましょう。調理が簡単なフリーズドライの商品もあります。
1. お粥を作る
お粥は鍋や電子レンジで作ることもできますが、炊飯器を使えば簡単です。レトルト食品を購入することもできます。
- レトルト食品を使う場合
具の入っていない「白がゆ」を購入しましょう。温めたら、塩少々を加えます。 - 炊飯器で作る場合
おかゆを作る機能が備わっていることが多いので、お米の量と水加減は、炊飯器の説明に従いましょう。米と水に、塩少々を加えて炊きます。 - 電子レンジで作る場合
炊いたご飯に、水と塩少々を加えます。ラップをかけ、500Wで約5分加熱してください。ふきこぼれそうになったら、加熱を止めましょう。加熱できたら、約10分ラップをしたまま置いて、蒸します。 - 鍋で作る場合
炊いたご飯に、水と塩少々を加えます。蓋をして強火にかけ、沸騰したら弱火にして、20分くらい煮ましょう。ふきこぼれそうになったら、蓋をずらしましょう。
2. 七草を準備する
- 「すずな」と「すずしろ」は皮をむいて薄切りにします。
- その他の葉は、食べやすい大きさに切ります。
- 塩少々をふりかけ、軽く揉んでから、約10分おきます。
3. お粥と七草を混ぜる
お粥に七草を混ぜたら完成です。調理中の塩は少な目にしておき、塩味が足りない場合は、食卓で足しましょう。