日本語で物を数える方法
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日本では、何かを数えるとき「助数詞(じょすうし)」をつけます。助数詞には数百種類あるといわれ、数える物によって使い分けます。今回は、よく使う助数詞を中心に、使い方をご紹介しましょう。
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数の読み方や尋ね方の基本
基本的に「普通の数の読み方」+助数詞を使います。
普通の数の読み方:1/いち、2/に、3/さん、4/よん、5/ご、6/ろく、7/なな、8/はち、9/きゅう、10/じゅう
数を尋ねるときは、助数詞の前に「なん」を使います。
形状や性質が、そのまま数え方に
例えば、同じリンゴでも、数える状態によって数え方が違います。
りんごそのものは「いっこ」もしくは「ひとつ」と数えます。しかし、切り分けたものは「ひときれ」、スーパーなどで山のように積まれているものは「ひとやま」、袋入りのものは「ひとふくろ」、箱入りのものは「ひとはこ」などと数えます。
その形状や性質が、そのまま数え方になっているものが多いので、意味を考えながら覚えていくと分かりやすいかもしれません。
よく使う助数詞
枚(まい)
薄いものを数えるときは、よく「枚」を使います。「枚」の場合は、普通の数の読み方、普通の数の尋ね方を使います。
例:紙、CD、シャツ、タオル、海苔、お皿、カーテン、敷物、ふすま、畳 など
数え方:1/いちまい、2/にまい、3/さんまい、4/よんまい、5/ごまい、6/ろくまい、7/ななまい、8/はちまい、9/きゅうまい、10/じゅうまい、How?/なんまい?
個(こ)、つ
小さいものを数えるときは、よく「個」や「つ」を使います。「個」は一部、数の読み方が変わり、「つ」はかなり変化します。
例:消しゴム、メジャー、アクセサリー、帽子、りんご、ケーキ、コップ、ゴミ箱、ボール、星 など
「つ」は11以上では使いません。また10は「とお」で「つ」はつきません。物だけでなく、子供の年齢や、レストランでの注文数など、特殊な使い方もします。
数え方(個):1/いっこ、2/にこ、3/さんこ、4/よんこ、5/ごこ、6/ろっこ、7/ななこ、8/はっこ、9/きゅうこ、10/じゅっこ、How?/なんこ?
数え方(つ):1/ひとつ、2/ふたつ、3/みっつ、4/よっつ、5/いつつ、6/むっつ、7/ななつ、8/やっつ、9/ここのつ、10/とお、How?/いくつ?
人(り、にん)
人を数えるときは「人」を使います。一部、数の読み方が大きく変化します。
数え方:1/ひとり、2/ふたり、3/さんにん、4/よにん、5/ごにん、How?/なんにん?
本(ほん)
細長いものを数えるときは、よく「本」を使います。また、電車の運行数や、野球のホームランの数、映画やゲームを数えるときにも使われます。「本」も一部、数の読み方が変わります。
例:鉛筆、ドライバー、傘、花、ネクタイ、にんじん、ペットボトル、歯、タイヤ、橋 など
数え方:1/いっぽん、2/にほん、3/さんぼん、4/よんほん、5/ごほん、6/ろっぽん、7/ななほん、8/はっぽん、9/きゅうほん、10/じゅっぽん、How?/なんぼん?
その他
着(ちゃく) | 洋服 |
足(そく) | 靴、靴下(両足分で1と数える) |
杯(はい) |
コップやバケツに入った水や飲み物、 イカやタコ、特殊な船 |
品(しな、ひん) | 料理の種類 |
皿(さら) | 皿に盛った料理 |
切(きれ) | 切り分けられた食べ物 |
食(しょく) 人前(にんまえ) | 1人分の料理を単位とした料理の量 |
貫(かん) | 寿司 |
丁(ちょう) | 豆腐 |
匹(ひき) | 動物、魚、虫 |
頭(とう) | 大きな動物 |
羽(わ) | 鳥 |
軒(けん) | 建物 |
階(かい) | 建物の階数 |
脚(きゃく) | 脚のある家具(机や椅子など) |
冊(さつ) | 書籍、雑誌、紙を綴じてまとめたもの |
部(ぶ) | 印刷物、新聞、コピー |
通(つう) | 手紙 |
組(くみ) |
決められた数を1セットとして数えたもの 夫婦、トランプ、学校のクラスなど |
台(だい) | 乗り物、電化製品 |
両(りょう) | 車両 |
歳(さい) | 年齢 |
回(かい) | 回数 |
度(ど) | 回数・温度 |
番(ばん) | 順番、試合、ゲーム |
包(ほう) | 粉薬 |
錠(じょう) | 錠剤、カプセル |