温泉に行くなら、映画みたいなところ! 日本の歴史の感じられる温泉TOP10

2025-03-17 コラム , 遊ぶ
温泉の写真

日本ならではの温泉! ゆっくり湯船に入りながら、身も心もリラックスしたいもの。そこで、今回は、旅行情報誌『じゃらん』が発表した「『じゃらん』まるで映画の世界なレトロ温泉ランキング」を紹介します。温泉旅行先の参考にしてみてください!

外観も内観も立派! 日本を存分に楽しめる温泉ランキング

日本各地に温泉があります。温泉旅行を決めたとき、どこに行こうか、迷いますよね。そんなときは、人気の温泉に出掛けてみるのも手! 心地良いひとときを過ごせます。では、早速、人気の温泉ランキングを見てみましょう。

■第10位『指宿(いぶすき)温泉 村之湯温泉』(鹿児島県)

創業1881年の共同浴場。住宅地にあります。浴槽やむき出しの梁、歴史を感じる浴室など渋さを感じることができます。足元湧出を含む温度の違う4つの源泉があり、これらを混ぜて温度調整するという伝統的な技法を守っています。

また、女湯は木造の建物で、中央に熱めの湯とぬるめの湯の浴槽が2つあるところもポイント。

■第9位『入之波(しおのは)温泉 山鳩湯』(奈良県)

1973年創業の温泉施設で、奥吉野のダム湖畔にあります。毎分500Lの湯が自噴し、浴槽部分には温泉成分が年輪のように積み重なっています。泉温は39.6℃のため寒い時期は加温されますが、加水は一切されません。贅沢にかけ流すスタイルを楽しめます。さらに、ケヤキの切り株をくり抜いた露天風呂からは四季折々の自然と大迫ダムを一望することができ、少しぬるめの湯で長湯を楽しめるところも魅力。

■第8位『蔦(つた)温泉』(青森県)

平安時代に開湯したとされる蔦温泉。源泉の上に浴槽があり、湯船の底板から空気に触れていない源泉100%湧き流しが特徴です。こぢんまりとした広さの「久安の湯」は、まさに生まれ出たばかりのフレッシュな湯の感触や効能を感じられ、浴槽の扉を開けた瞬間に思わず感嘆の声が漏れるほど、古びたなかにも趣ある雰囲気を楽しめます。

■第7位『湯元 不忘閣(ふぼうかく)』(宮城県)

約417年前に伊達政宗が滞在して感激し、「不忘」と名付けたと言われている、歴代伊達藩主御用達の宿。6カ所あるお風呂のうち、伊達政宗が入ったとされる石風呂「大湯 金泉堂」は30人の職人が2年かけて作ったそう。無色無臭の柔らかい温泉を源泉100%かけ流しています。伊達家の資料が展示された、敷地内の青根御殿も見どころ。

■第6位『千人風呂 金谷旅館』(静岡県)

1915年に建てられた千人風呂。長さ約15m、幅5mと日本有数の大きさを誇る総檜造りになっており、源泉100%かけ流しの湯が惜しみなく注がれています。湯口から離れるに連れて湯温が下がるため、ちょうど良い温度の場所に浸かりましょう。冬は、開放感あるアーチ状の天井を設えた木造の建物に湯気が立ち上がり、幻想的な雰囲気を味わえます。

■第5位『新玉川温泉』(秋田県)

1600年代に発見されたと言われる玉川温泉から湯を引きた、新玉川温泉。ごう音ともに噴き上げる熱湯は、毎分9000Lと単一源泉では日本有数の湧出量を誇るそう。pH1.2の酸性泉で、レモンの2倍以上の酸性度とも言われており、世界でも珍しい塩酸が主成分になっています。ピリピリとした強い刺激があり、長く浸かると大人でも痛いほどです。また、大浴場には浴槽が14種類、刺激がマイルドな温泉もあるため、体調に合わせて選ぶことも◎。

■第4位『片倉館』(長野県)

大正から昭和初期、絹産業で成功を収めた片倉財閥が地域の更生施設として建てた温泉場。西洋の様式や意匠が取り入れられた建築は、その文化的価値の高さから2011年に国の重要文化財に指定されています。長さ7.6m、奥行き4mの大きさの大理石でできた浴槽やステンドグラスなど魅力もたくさんあり、まるでローマのお風呂のような古代ロマンも楽しめます。

■第3位『奥つちゆ 秘湯 川上温泉』(福島県)

創業1615年の宿。15代目の先代が「他にないお風呂を作りたい」と発案して完成した半分洞窟で、半分露天のユニークなお風呂になりました。職人が手掘りで1年半の歳月をかけ、浴槽には青森ヒバが使用されています。深さは0.85mあって、用意された浮き輪を使うことができます。館内にある万人風呂は、男女日替わりで入ることが可能。

■第2位『山代温泉 古総湯』(石川県)

明治時代にあった総湯の跡地に2010年に復元された共同浴場。白木が美しい外観だけでなく、床や壁の九谷焼タイルも当時のままの雰囲気を再現しています。シャワーは無く、かけ湯で入る当時の入浴スタイルを体験することができます。浴室のカラフルなステンドグラスからは明るい光が射し込んで、湯船に鮮やかな色を浮かび上がらせ、レトロモダンな空間を演出します。日本の古き良き雰囲気を存分に楽しめるでしょう。

■第1位『法師温泉 長寿館』(群馬県)

1895年に建築された、「日本秘湯を守る会」認定第1号となった大浴場。明治時代の面影を残す鹿鳴館風の「法師乃湯」と「長寿乃湯」は、源泉が岩盤の真上にあり、浴槽に敷き詰められた玉石の間から絶えず源泉100%の新しい湯が湧き出します。太い梁と洋風のアーチ型の窓がポイントの「法師乃湯」では、約130年前の建築美に浸かることが可能。

どの温泉も日本らしい和風な雰囲気で素敵! 昔の時代にタイムスリップしたような気持ちにも、映画の中に入った気持ちにもなれそう。気持ち良い温泉に浸かりながらも、ワクワクした気持ちを楽しめるはず。ぜひ、お気に入りの温泉に行って、存分にリラックスを!

情報参照/「じゃらん 映画の世界のようなレトロ温泉ランキング」

※お出かけに際には、ホームページなどで最新の情報をご確認ください


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