水筒を正しく使おう! 洗い方や入れてはいけないもの…迷うアレコレを解説

健康のために、水分補給は大事! 学校にも会社にも「水筒」を持って行って、好きなドリンクを楽しむ人が多いはず。でも、「水筒にどんな飲料でも入れて良いの?」や「洗い方」などに迷うことがありますよね。
そこで、今回は、魔法びんのグローバル企業・サーモス株式会社が発表した『意外と知らない!? 水筒の豆知識』を基に水筒にまつわる疑問を解説します。
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水筒の底にある「保護シート」は剥がしていいの?
水筒をよく見ると、底に「保護シート」が貼ってあることがあります。この保護シートは剥がしてはいけません!
水筒等のステンレス製魔法びん構造のアイテムは、内びんと外びんの二重構造の容器になっており、底には真空にするための封止穴が開いています。この二重構造の容器を大型の真空チャンバー(真空にするための専用機械)の中に入れ、1/1000万気圧以下という高真空状態の中で容器の底の封止穴を封止材で塞ぐことにより、魔法びんが作られるのです。
その封止材に外部からの衝撃が直接加わらないように、水筒の底部を保護するため、保護シートが貼られています。一方、食洗機対応ボトルの底面は、水が入らないように金属プレートを溶接加工しているそう。

ステンレス製の水筒には、どんな飲料でも入れていいの?
いつでも好きな飲み物を飲みたい! そのために、水筒を買って持ち歩く人も多いのでは? しかし、ステンレス製の水筒には入れてはいけない飲料があります。
それは、「炭酸飲料」。炭酸によってガスが発生し内圧が高まり、蓋が勢いよく開くとケガの恐れがあるため、炭酸飲料は入れてはいけません。また、「果肉ジュース」は果肉が飲み口の穴に詰まる可能性があるため、メーカーとして推奨していないそう。もう1つ「乳飲料」は腐敗する可能性があるため、長時間入れることは避けましょう。

水筒をどうやって洗うのが正解?
水筒をちゃんと洗っているはずなのに、気が付くと汚れが溜まっていることがありますよね。不快なにおいが残ることも…。正しい洗い方を覚えましょう。
水筒の洗い方の基本は、「中性洗剤」で洗うこと。ステンレスが傷付くことがあるため、たわしや研磨剤が入ったスポンジなどは使わず、ネットスポンジなどを使うと良いそう。
茶渋やにおいなどが気になるときは、塩素系漂白剤を使いたくなりますが、ステンレス製の水筒には使えません。本体、またはパーツに金属部分があるとサビや故障の原因となるため、「酸素系漂白剤」を使いましょう。

<茶渋の正しい落とし方>
○中性洗剤でこすって落とす
×塩素系漂白剤で落とす
○酸素系漂白剤で落とす
×たわしでこすって落とす
×茶渋を落とさずに使用を続ける
→正しい洗い方の詳細はコチラヘ
お気に入りの水筒を使い続けるためにも、正しく洗って、清潔を保つことが大切! また、保護シートや入れてはいけない飲料など正しい使い方にも気を付けましょう。そうすれば、きっといつもより快適に水筒を使えるはず。
情報提供/サーモス株式会社