【クイズで覚える】ビジネスマナーの基本

2021-02-19 マナー , 働く

This post is also available in English

日本には、独特のビジネスマナーが多数あります。今回は基礎的なビジネスマナーをクイズにしました。ぜひ挑戦してみてください!

コンテンツ

【お辞儀(おじぎ)】
同僚へあいさつする場合、お辞儀の角度はどちらが適切でしょうか?

正解は A
ポイントはだれに挨拶するのか。同僚には、上体を軽く傾ける「会釈(えしゃく)」をします。

【お辞儀】
お客様にあいさつするときのお辞儀の角度は?

正解は B
お客様には、会釈より少し深く頭を下げます。

【お辞儀】
自分のミスでお客様を怒らせてしまいました。謝罪するときのお辞儀の角度は?

正解は B
日本には、土下座(どげざ:床に座り、額を地につけるように頭を下げること)や断髪(だんぱつ:髪を切る・丸刈りにすること)などを、最大の謝罪行為とした時代がありました。しかし現在ではめったに行いません。

【約束の時間】
10時に伺う約束です。何分前に到着しておくべきでしょうか?

正解は B
遅刻はもちろん、早すぎてもNGです。

【約束の時間】
約束の時間に遅れそうです。いつまでに連絡すべきでしょうか?

正解は A
遅くとも、約束の10分前までには相手へ連絡・謝罪し、到着予定時刻を伝えましょう。

【役職】
一般的に「専務(せんむ)」と「常務(じょうむ)」の序列はどちらが上でしょうか?

正解は A
会社ごとに異なりますが、一般的には専務が上です。どちらも社長を補佐しますが、専務は経営寄りの補佐、常務は実務寄りの補佐をする傾向があります。

【役職】
「部長(ぶちょう)」と「次長(じちょう)」の序列はどちらが上でしょうか?

正解は A
次長は「部門責任者の次の地位」を指します。そのため、部の中では部長の次の地位となります。工場なら工場長の次、営業所なら所長の次、となります。

【呼称】
面接で使う一人称はどちらが適切でしょうか?

正解は B
日本には、さまざまな一人称があります。「わたくし」は、仕事のすべてのシーンで使え、フォーマルな印象を与えます。「わたし」も使いやすい表現ですが、少しカジュアルな印象になります。「わたくし」と「わたし」は同じ漢字を使います。

【呼称】
取引先に対して、自社のこと指す言葉はどちらが適切でしょうか?

正解は B
日本には、さまざまな自社を指す言葉があります。お客様に対しては、謙譲語である「弊社」を使います。

【呼称】
取引先に送るメールで、相手の会社を指す言葉はどちらが適切でしょうか?

正解は B
どちらも相手の会社を指す尊敬語です。メールや文書では、文語の「貴社」を使います。会話では口語の「御社」を使います。

【呼称】
一般的な企業で、同僚の山田さんに送るメールでは、どちらの敬称が適切でしょうか?

正解は A
「様」は会話でも文書でも、すべての相手に使える敬称です。「殿」は文書のみ使えます。私信の場合、「殿」は目上の人から目下の人に対して使います。このルールが誤解され、今ではビジネスであっても「殿を使うのは失礼だ」と考える人がいますので、避けるほうがよいでしょう。ただし官公庁などの文書では、「殿」が使われ続けています。

【名刺交換】
名刺の差し出し方はどちらが正しいでしょうか?

正解は B
日本では、名刺を重要視します。名刺入れの上に添えるように、両手で名刺を持ち、差し出しましょう。(感染症対策で、名刺交換を控えるケースもあります)

【名刺交換】
名刺を差し出すとき、名刺の向きはどちらが正しいでしょうか?

正解は A
相手が文字を読める向きで差し出し、会社名や自分の名前を言いながら、渡しましょう。(感染症対策で、名刺交換を控えるケースもあります)

【Web会議】
どちらの服装が適切でしょうか?

正解は B
基本的には、会議の相手が社内でも社外でも、直接対面するときと同じ服装で参加します。社内の場合は、事前に服装を確認してもよいでしょう。

【Web会議】
「ちゃんと聞いています、続けてください」など、相手の話を促すために相槌の打ち方はどちらが正しいでしょうか?

正解は B
他の参加者が発言しているときに、声を出して相槌を打つと、話をさえぎってしまいます。自分が発言するとき以外は、マイクをミュートにして、相槌はジェスチャーで伝えましょう。

参考:
『仕事で恥をかかないビジネスマナー』日本経済新聞出版,2016年
『ビジネスマナーの基本事典』(株)池田書店,2016年
Dropbox『Web会議のマナー


TOP