【大塚】人気おにぎり店「ぼんご」特徴とおすすめ
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おにぎりは、コンビニやスーパーでも購入できます。しかし、おにぎり屋さんのおにぎりは、ひと味違います。その多くが機械ではなく、ひとつひとつ手で握られているため、日本の家庭の味に近い食感や味わいを楽しむことができるのです。今回、数多くあるおにぎり屋さんの中から、東京都豊島区大塚にあるおにぎり専門店「おにぎりぼんご」を紹介します。
コンテンツ
おにぎりぼんごとは
JR大塚駅から歩いて3分ほどの場所にあるおにぎり専門店です。創業から60年以上愛され続ける名店です。店内はカウンター席のみで、寿司屋のように、お客さんの注文を受けてから、おにぎりを作ります(テイクアウトも可)。そのため、出来立てのおにぎりを食べることができます。
こちらのおにぎりの特徴は、「大きい・具が多い・温かい」の3つ。サイズは、コンビニで販売しているおにぎりの1.5倍はあります。しかしふっくらしているため、ぺろりと食べることができます。具はてっぺんにもたっぷりのっているので、どこを食べてもご飯と具を一緒に食べることができます。
メニューは56種類
具材は56種類*の中から選べます。「しゃけ」や「うめ」など古くから定番の具材から、「明太マヨネーズ」や「豚キムチ」など比較的新しい具材まで揃います。あまりの具材の豊富さに、何にしようか迷ってしまうことでしょう。ランチタイムや夜10時以降は、豆腐の味噌汁がセットになったお得なメニューも登場します。
* 2020年8月現在
外国人へのおすすめは?
数あるメニューの中から、女将の右近由美子(うこんゆみこ)さんが、外国人におすすめの具材として挙げてくれたのは、「ベーコン」や「唐揚げ」などの肉系や、「鮭マヨネーズ」や「明太マヨネーズ」などのマヨネーズ系です。外国人にも馴染みのある食べ物を使っているため食べやすく、人気も高いといいます。
ぼんごの握り方
ぼんごのおにぎりの作り方は特徴的です。
まず、おにぎり形の木枠にご飯を詰め、真ん中に具材を入れます。
その上にご飯を重ね、一度木枠からご飯を外します。
ご飯の上から木枠を優しく押し当てます。
その後、手で3~4回ほどふんわりと握ります。
この工程が、この店のおにぎりを作る際の大きな特徴です。ふっくらとした食感を出すために、優しく包むように握るのがポイント。素人にはなかなか難しい、熟練の技が光る作業です。
最後に、海苔を巻いて完成です。
おにぎりの概念を変える味
ふんわりと握ることで空気が入り、お米の1粒1粒が際立つといいます。実際に、口に入れた途端にご飯がほろほろとほどけ、お茶碗から食べているような感覚に近いものがありました。そう簡単には真似できない作り方です。ぜひ実際にこの店のおにぎりを味わってみることをおすすめします。きっとおにぎりの概念が変わることでしょう。
取材を受けてくださったのは
おにぎりぼんご
東京都豊島区北大塚2-26-3 金田ビル1F
https://www.onigiribongo.info/