バスの乗り方・降り方・料金の払い方
This post is also available in English
日本でもバスの交通網が発達していて、日常生活はもちろん旅行などでも利用することの多い公共交通機関です。しかし地域やバス会社によって、バスの乗り方・降り方が異なります。今回は、バスの利用方法について解説します。
コンテンツ
バスの利用方法
- 行先・路線図・時刻表の確認
バス停で行先を確認します。同じ行先でも違う経路を通るバスがあるので、できれば路線図も確認しましょう。時刻表は、平日・土曜・日祝日などに分けて記載されている場合もあります。バス頑張って到着するまで、整列して待ちましょう。 - バスの確認
同じバス停でも、違う系統のバスが停車することがあります。バスの前方上部や左側面の掲示を確認しましょう。不明な場合は、乗車する前に運転手に確認しましょう。 - 乗車
前払いの場合は料金を支払い、後払いの場合は整理券を取るかICカードをタッチしましょう。 - 降車ボタン
降車するひとつ前の停留所を過ぎ、次の停留所のガイダンスが流れたら、降車ボタンを押します。 - 降車
前払いの場合はそのまま降車し、後払いの場合は料金を支払ってから降車しましょう。
乗り方・降り方・運賃を支払うタイミング
乗るのは前の扉か後ろの扉か、降りるのは前の扉か後ろの扉か、運賃は乗った時に払うのか降りるときに払うのか、については、大きく分けて3パターンあります。
乗る | 支払い | 降りる | |
A | 後ろ | 後払い | 前 |
B | 前 | 前払い | 後ろ |
C | 前 | 後払い | 前 |
全国的にAのタイプが多く、都市部ではBのタイプが多い傾向にあります。
どうやって見分ける?
バス会社のホームページを確認すれば分かります。また扉には「入口」「出口」などの表示もあります。他に乗降する人がいれば、行動を真似てもよいでしょう。分からなければ、運転手に聞きましょう。
運賃制度
主に2種類の料金体系があります。
均一制(きんいつせい)
1回の乗車につき、乗った距離に関係なく同じ運賃を支払います。バス会社や系統によって運賃が異なります。車体や運賃箱の掲示で、料金を確認しましょう。均一料金のエリアをまたぐ系統の場合、乗車する際、運転手に行先を申告する必要がある場合もあります。
区間制(くかんせい)・対距離制(たいきょりせい)
乗った場所から降りる場所までの区間や距離で運賃が変わります。乗車する際、現金で運賃を支払う場合は、必ず整理券を受け取り、失くさないようにしましょう。ICカードで運賃を支払う場合は「IC」と書かれたパネル部分にICカードをタッチします。整理券を失くしたり、タッチし忘れたりすると、始発駅からの乗車と判断されます。
降車する際は、バス前方の運賃掲示板で、整理券に記載された番号の料金を確認し、支払いましょう。
運賃の支払い方法
路線バスの場合、現金もしくは交通系ICカードを利用するのが一般的です。(バス会社によっては現金払いのみの場合もあります。)運転手に行先を申告する必要がある場合、小児運賃の場合、2人以上の運賃を同時に支払う場合、割引運賃が適用される場合、1日乗車券を購入する場合は、運賃を支払う前に、運転手に申し出ましょう。
現金払い
均一運賃の場合、運賃箱にお金を入れれば、自動的に支払いが行われ、お釣りがでます。しかし区間制や対距離制の場合、お釣りがでません。運賃を支払う前に、運賃箱の横にある両替機を利用する必要があります。また両替は硬貨と1,000円紙幣のみの場合があります。手間取ると、他の利用者を待たせるため、慌ててしまうこともあります。
バスに乗る前には、料金分の小銭を事前に用意しておきましょう。
交通系ICカード
交通系ICカードで支払可能なバスもあります。利用できるカードは、バス会社のホームページや、車体や運賃箱の掲示を確認しましょう。その場でチャージすることもできます。
前払いワンタッチ方式
前払いの場合は、乗車時、運賃箱の「IC」と書かれたパネル部分にICカードをタッチします。
後払いツータッチ方式
後払いの場合は、乗車時と降車時、いずれも「IC」と書かれたパネル部分にICカードをタッチします。前の扉から乗車する場合は運賃箱、後ろの扉から乗車する場合は整理券発券機付近にパネルがあります。乗車時と降車時、忘れず2度タッチするようにしましょう。