【相手や状況別】挨拶のビジネスマナー

2019-04-08 マナー , 働く

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【相手や状況別】挨拶のビジネスマナー

日本で働いていると、数多くのビジネスマナーがあることに驚きますよね。ビジネスマナーの基本として、もっとも押さえておきたいもの。それは、相手や状況に合わせて「挨拶」をすることです。

職場での挨拶は、上司や同僚などの相手別、出社時、退社時などの状況別に使い分ける様々なパターンがあります。挨拶のパターンを知って使いこなせば、職場でのコミュニケーション作りに大いに役立ちます。

社内での良い人間関係作りを目指すなら、挨拶のマナーを正しく知ってみませんか?

相手や状況に合わせて使う、挨拶のフレーズとは?

出社時の挨拶は、「おはようございます!」で気持ちいい1日のスタートを

出社してから午前中の挨拶は、「おはようございます」、午後以降に出社した場合は「お疲れ様です」が一般的に使われています。ただし、会社によって違うことがありますので、事前に確認しましょう。

外出時、外出する方への挨拶

自分が外出する際は、黙って出て行かずに「行ってまいります」と挨拶しましょう。「○○に行ってまいります」と行き先を付けると丁寧になりますし、帰社時間が大体でもわかっていれば、「○時ごろまでには戻ります」と言い添えるとより丁寧になります。

他の人が外出するときは、「いってらっしゃいませ、お気を付けて」と挨拶してお見送りします。

帰社時、帰社した方への挨拶

自分が出先から帰社したときは、「ただいま戻りました」と自分が帰ったことを社内の人に知らせるようにしましょう。また、他の人が帰社したときは、「お帰りなさいませ、お疲れ様でした」と出迎えの挨拶をします。

退社時、退社する方への挨拶

勤務時間が終わり、退社する際は「お先に失礼します」と忘れずに挨拶してから帰りましょう。相手が上司や年長者であれば、頭に「申し訳ございませんが」と付け加えればより丁寧な印象となります。

退社する人には、「お疲れ様でした」と挨拶して見送りましょう。

室内への入室、退出の挨拶

会議室などに入室する際は、始めに「失礼します」と挨拶しましょう。ドアの場合は、挨拶する前に3回ゆっくりとノックします。

退出する際は、「失礼しました」と挨拶してその場を去ります。一礼すれば、より丁寧です。

顧客来訪時の挨拶

お客様が来訪したときは、会社に良い印象を持ってもらえるように丁寧に対応することが大切です。来客をスマートに迎え入れるための振る舞いとして、気持ちの良い挨拶をすることが基本となります。

お客様と顔を合わせた際は、「いらっしゃいませ」「いつも大変お世話になっております」「本日はお越しいただきありがとうございます」などがよく使われます。

お客様を案内する際は、「ご案内いたします。どうぞお入りください」。
自分以外の人への来客には「担当の者が参りますので、どうぞお掛けになってお待ちください」。
お客様を待たせてしまった場合は、「お待たせしました」。
待たせてしまう場合は、「少々お待ちいただけますでしょうか?」と謝意を込めた挨拶を忘れないようにしましょう。

社員同士の挨拶は、「お疲れ様です!」

会社内では、「ご苦労様です」と「お疲れ様です」の言葉を耳にすることが多いですね。しばし混同されがちですが、どのように使い分ければいいのでしょうか?

「ご苦労様」は、目上の人、社内では社長や上司などが目下の人を労う挨拶です。一方、「お疲れ様」はお互いの仕事の疲れを労う時に使います。自分が目上の立場ではない限り、「ご苦労様です」は使わず、「お疲れ様です」を使うようにしましょう。

いずれも、あくまで社内の挨拶です。お客様や取引先など、社外での目上の人には「お世話になっております」「ありがとうございます」など他の挨拶を使う方が良いですね。

気持ちの良い挨拶で、仕事も人間関係もスマートに!

日本のビジネスシーンにおける、挨拶の言葉や使い分けのシーンは多様ですね。日本語の奥の深さには、面白さを感じます。

普段何気なく使われているように見える挨拶ですが、その何気ないやりとりが社内でのコミュニケーション作りに役立ち、もっと仕事しやすい環境を作りだせるのです。正しく挨拶を使い分ければ、ビジネスシーンで好印象を持ってもらえます。

気持ちの良い挨拶を心がけて、仕事も人間関係もスマートに決めてみませんか?


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