日本人の家にお呼ばれしたら靴は脱ぐの?知っておきたい玄関でのマナー

2018-12-10 マナー

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日本人の生活習慣の中で外国人が驚くことのひとつに、靴を脱いだりはいたりすることがあげられます。家の中も靴のままで過ごす国で生まれ育った人は、日本人の家の入り口でとまどってしまうかもしれません。

今回は、日本人宅に遊びに行ったときの玄関での靴の脱ぎ方や失礼にならないマナーをご紹介します。

日本の家は『土足厳禁!』です。

日本の家の正面ドアを開けると『玄関』と呼ばれるスペースがあります。玄関とは家におけるメインの出入り口のこと。ほとんどの日本の家では、この玄関で靴を脱いで家に上がることになります。

日本では家は「入る」ものではなく「上がる」もの。

というのも、日本の玄関はドアを開けたすぐのスペースが外の地面と同じ高さになっており、家のなかの床は地面より一段高いくなっているのが普通だからです。日本の家は土足厳禁。日本人宅を訪れるときは、必ず玄関で靴を脱がなければならないということは覚えておきましょう。

日本の家を訪問したときの玄関でのマナーと靴の脱ぎ方・はき方

では、実際に日本人の家を訪問したときは、どのようにすればよいのでしょう。玄関で靴を脱ぐといっても、ただ脱げばいいというものではありません。失礼のない靴の脱ぎ方や玄関でのマナーを意識するだけで、日本人のあなたへの好感度はグッと増すことでしょう。

家に上がるときの玄関でのマナー

  1. まずは家のドアの前まできたらドアブザーを押します。日本の家のドアはほとんどの場合外側に開きますので、ドアの真正面に立たないようにしましょう。
  2. 家の人にドアを開けてもらったら「お邪魔します」「失礼します」とまずは挨拶をして中に入りましょう。
  3. ドアを閉め、ドアを背にまっすぐ一段高くなっているところまで進んだら、そこで靴を脱いで上に上がります。スリッパが用意してあればそのままスリッパをはきましょう。
  4. お家の方におしりを向けないようにしながら斜めに振り向き、膝をつき、脱いだ靴のつま先を玄関側に向けて揃え、端(下座)によけておきましょう。

帰るときの玄関でのマナー

  1. 玄関のドアに向かってまっすぐに進み、スリッパを脱ぎ、靴をはきます。
  2. 靴を履いたら振り返り、スリッパのつま先を玄関のドアとは逆方向に向けて揃えておきます。
  3. 「お邪魔しました」「失礼しました」と家の人に挨拶をしてから外へ出ましょう。

玄関でおろおろしないための3つのアドバイス

最初はとまどうかもしれませんが、慣れてしまえばそう難しいことでもありません。ただ初心者の場合は、玄関でオロオロしないためにも次の3つのことを抑えておくとよいでしょう。

脱ぎはきに時間のかかる靴は避けよう

ブーツや編み上げのハイカットの靴、紐を足首に巻くようなサンダルなど脱いだりはいたりするのに時間のかかる靴は初心者にはおすすめできません。玄関での靴の脱ぎはきが楽な靴を選びましょう。紐を結び直したりする必要のない、スルッと脱ぎはきできるものが理想です。

小ぎれいな靴下をはいていこう

靴を脱いで裸足でよそのお宅に上がるのを失礼に思う日本人も多いので、靴下やストッキングは履いておくのがベターです。

と言っても穴が空いている靴下や何日もはきっぱなしの靴下は当然NG!

日本人宅を訪問する日は小ぎれいな靴下をはいていきましょう。

上座と下座を即座に見分ける方法を知る

脱いだ靴はつま先を玄関ドアに向けて両足揃えて置きます。このとき、玄関の端(下座)に靴を置くのがよいとされていますが、下座とは一体どこになるのでしょう?

真ん中でないことは確かですが、右端なのか左端なのか、日本人でも知らない人が実は多いのです。

よく着席する時に問題になる上座・下座ですが、玄関では下駄箱が判断基準となります。

下駄箱の上に、花が生けてあったり、額が立てられていたりして飾り棚として使われているようなら下駄箱側が上座です。揃えた靴は下駄箱から遠い反対側に寄せて置きましょう。下駄箱の上に何も並べられていない場合は、下駄箱側が下座になるので、下駄箱側に置きましょう。

大切なことは、おしりを家主に向けないことと整理整頓

いかがでしたか?

日本人の自宅にお呼ばれした場合の玄関での靴の脱ぎはきの正しいやり方とマナーについてご紹介させていただきました。

玄関でのマナーで大事なポイントは2つです。

ひとつは、家の人におしりを向けないようにすること。おしりを人に向けるのは失礼に当たります。それが目上の人であればなおさらです。

ふたつ目は、靴は必ず揃えること。日本では幼稚園児の頃から靴を揃えるように厳しくしつけされるのが普通です。

細かいことは徐々に覚えるとして、まずはこの2点をおさえておけば安心ですね。


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